HONDA ジャイロキャノピー 
          ミニカー登録編
 
 職場の同僚から「お願いがあるんだけどさ、原付バイクをオークションで売ってくれないかなあ。」と頼まれた。「いいですよ〜。どんなバイクですかぁ?」と聞いてみたら、なんとこのジャイロキャノピーだったので、「ぼ、僕が乗ります!」と思いっきり破格値で購入することが出来た。ちなみにこいつは新車だと42万円以上もする高級バイクである(笑)。

 なんでもおじいさんが乗っていたそうだが、重いし、介護用の電動4輪に換えたのでいらなくなったとのこと。走行距離はなんと680km。平成11年式の新型ジャイロキャノピーは多少小さな傷もあるが、グッドコンディションである。

 僕は昔からコイツが欲しかったのだ。なぜってミニカー登録が出来るからである。50cc原付1種(普通のミニバイク)だと2段階右折しなければならないし、最高速度も30kmまでである。荷物(パソコンとか)も十分乗るし、なんたって多少の雨なら平気だしね♪。

 ミニカー登録についてはあちこちのWEBで紹介されているので割愛するが、スペーサーを入れて後ろの2輪の軸距を500ミリ以上にして書類を提出することで簡単に登録ができてしまうのだ。これなら税金は2500円と原付1種の1000円と比べて多少上がるものの、その他の規制がすべて解除される。なんたってノーヘルだってかまわないのである(ちょっと危ないけど)。
 
 早速オークションでアルミスペーサーを購入(15000円)し、フェンダーを少し切って取付。WEBを参考に改造申請の書類を作成。以下は実際に提出した2枚目の説明書類そのままである。
 
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 別紙 

  改造施工(輪距の寸法の拡大)の説明書

 アルミ製の汎用アダプターの装着による後輪の輪距(トレッド幅)の寸法を拡大する。(図1)

 タイヤ/ホイールを取り付けているボルトを外す(片側6本、合計で12本)。(図2)

 ホイール取付ハブの全体図(図3)

ホイール取付ハブに図のような強度の高いアルミ材質(A5056)のスぺーサーを取り付ける(図4)

 タイヤ/ホイールをSCM435クロームモリブデン鋼ボルトを使用し、元どおりに装着する。(図5

軸距が520ミリに拡大された。(図6)

…………………………………………………………………………………………… これだけ(笑)。

 さて、この書類を持って市役所に行き10分後、何を聞かれる訳でもなくいとも簡単に水色のナンバーが発行された。ちょっと拍子抜け。車(SJ10)もこうだったらいいのに(泣)・・。

 ところで、このまま数日間楽しく乗っていたのだが、私の住んでいる田舎でミニカーを見ることはない・・。普通のピザ屋さんのバイクと同じだと思っている彼らはノーヘルの私を見て、皆が同じ事を口を揃えて言うのだ。

 「何やってんだよ。ヘルメットかぶらないとだめじゃないか!」

 「・・だからさ、、これはほら、ナンバーのとおりミニカーだからヘルメットいらないし、30km制限も・・・うんたらかんたら・・」と何度説明したことか。このままではあちこちでみんなから「こいつはノーヘルの交通違反者だ。」・・絶対そう思われるに違いない(汗)。

 そこで、ステッカーを作って表示することにした。パソコンでデザインして、カッティングシートで「自動車(ミニカー)登録車」の切り文字ステッカーをカッターを使って作製(大変)。

 貼ってみたらちょっと業務用の車みたいだけど、みんな何か言いたそうな顔をしてこの文字を注視・・・そして、「・・あ、なるほど。」なんとなく納得した表情をする人も・・(^^。

 さて、このままでしばらく楽しく乗っていたのだが、最高速度は54kmしかなく、なんとかしなければ!と次の改造に着手することになる・・・・。

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