k-ai( ケーアイ;軽キャンピングカー)で行こう!  (12)

 

k-ai キャリイにエブリィの シート(助手席前倒し機構付き)を移植

 

 キャンピング中のビールを冷やすためにエンゲルの冷蔵庫を購入しましたが(笑)、多少作動音が気になるので 就寝中は冷蔵庫を助手席に置くことにしています。

 でも、この冷蔵庫って重量が13.6kgもあって、前室に移動させるために中腰で持ち上げつつ前席のシートバックを越えて動かすのは結構しんどい(>_<)。
 そもそも、k-aiのようなキャブコンの良いところは、外に出なくても運転席のある前室と後部キャビン席ととの間で移動が出来ることのはずなのですが、前室部分は室内高が低いうえに前席のシートバックが邪魔になるので"スムーズな移動"というにはほど遠いです。

  WEBリンクを頂いている"きみとし"さんもおっしゃっていますが、「キャビンから運転席や助手席に移動するのに、一旦外に出てというのはどうも・・・」しかし、「運転席への移動も、ベンチタイプなら楽々。」と、ベンチタイプと比較した対面シートタイプの前室移動のデメリットをひしひしと感じていた訳なのです。
http://keiaikyanpa.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

 結局、「これは対面シートの軽キャブコンの宿命なんだ・・・。」と諦めてはいたのですが、知人がスズキエブリィバンを購入し、助手席をフラットに前に倒して長尺物の荷物を載せているのを見て「これだっ!!」と感動(笑)、この「助手席前倒し機構」をk-ai(DA16T)に取り付けてみることにしました 。

 早速いつものようにヤ○オクでエブリィDA64Wの助手席シートを入手。と、言っても使う部品は「助手席前倒し機構」だけなので、シートをバラして可倒部分の部品だけを取り出します。

 現状付いているk-aiのシートが使えるようにと、現物合わせでこの部品をk-aiに合わせて加工。
 

 
オクで落札したエブリィの助手席シート。さっさとバラしちゃいます。 使うのはこのヒンジの付いた前倒し機構のある部分のみ。 k-ai純正助手席シートの座面を取り払ったところ。エンジンルームの蓋に平板を組んで直接溶接されています。
シートバックを構成しているウレタンを骨組みから外します。 あとは切った貼ったで完成。仮組みして溶接屋に持ち込みます。 溶接中・・・技術料は1700円でした。

 既存のシートレールとの接合は強度が必要な部分なので、さすがにネジ止めは避けて溶接屋に持ち込んでくっつけてもらいました。

 エブリィDA64Wの助手席シートをk-aiに取り付けるにはこれらの加工が必要になりますが、見たとおりまるで純正のように取り付けることができました。もう冷蔵庫等の荷物を移動させて置くのも簡単ですし、なんたって人がキャビンからの前室へ移動するのが超楽です(歓喜)

 !狭い軽キャブコンで前室に移動するには絶対必要な装備ですよコレ!!。

 AZ-MAXさん、k-aiはこの仕様にすると購入ユーザーさんからとっても喜ばれると思いますよ(チラッ)。
 
純正状態のk-aiではここまでしか助手席シートバックを倒すことができず、前室への移動は狭くて一苦労でした。 エブリィの「助手席前倒し機構」を導入した状態。たったこれだけ?と思うかもしれませんが移動の容易さは雲泥の差です。 せっかくフラット状態なので、集成材でシートバック専用テーブルも製作 。ニスで塗装後、取付金具も製作。
完全フラットなテーブルなのでいろいろと使えそうです♪。取り外しも簡単♪ シートベルトカバーを外す必要はありますが、工具なしでちゃんとエンジンルームにもアクセスできます(車検に対応)。 シートハンドルのカバーもうまく加工して付けることができました。


 
で、この状態でしばらく使ってみましたが、案外テーブルが小さいのとスペースが勿体ないことに気づき、もっとダッシュボード前まで広く使えるようにテーブルを造り直すことにしました。
 
シートに合わせて型紙を作り、アイリスオーヤマから出ている棚板用のボードを切り抜きます。 T型テーブルモールを巻くためにルーターで溝を彫ります。 ボードはそのままだと傷つきやすいので、内装用塩ビシートを貼ることにします。
T型テーブルモールを巻き、シートバックにワンタッチで取り付けるための脚を前作のテーブルから移植。 ヘッドレスト部分の構造。簡単に取り外しもできます(多分しないけど)。 テーブルをシートバックに取り付けた後の状態。色を木目調から黒系統にしたので違和感がなくなりました。
前から見ると、助手席ヘッドレストの両脇にこのようにテーブルの前端が若干出ることになります が邪魔にはなりません。 シートバックを倒すと、このように完全にフラットで使える広々テーブルとなります♪。 冷蔵庫とかクーラーボックスとか荷物などを置いてみました。余裕でキャビンからも楽に移動させて置けます。

高儀 EARTH MAN 電動ルーター PRT-600SCA
 

 実はこのテーブルを製作するためにルーターやらT型ビットやら工具の購入費が上回ってしまいましたけども(汗)、めっちゃ使いやすくなりました(嬉)。

 使い勝手も最高です。こんな装備はk-aiのみならず、せっかくスズキからエブリイ用の純正部品が準備されているわけですから普通にキャリイにも標準装備にしてほしいですよねえ・・。


 


k-ai キャリイDA16T(5AGS)に スロコン/クルコン

 

 高速走行で軽キャンに以前から欲しいなあと思っていたのがスロットルコントロール/クルーズコントロール

 たまたま近いうちに長距離を走行する予定が出来たので、これを機会にと取り付けてみることにしました。ホントは前車追従の機能が欲しいところですが、なかなかサードパーティ製では出てきませんね(>_<)。

 購入したのはPIVOTのスロコン/クルコン、3-drive・α (3DA) +専用ハーネスTH-2C+BR-2

 取付は簡単なのですが、説明書のDA16Tの配線図を見ますと、キャリイのブレーキハーネスのところが空欄になっていて、「未確認」なんて書いてあります。何だよ未確認って(´・ω・`)
 テスターで調べてみたところ、組合せは[赤と青]、[灰と黄]でした。


PIVOT ( ピボット ) スロコン 3-drive・α 3DA (クルスロ) 専用ハーネス3点セット【3DA / TH-2C / BR-2】3DA-2C-2
3点セットで売られているものを購入しました。 車速はこの26Pカプラの3本目薄茶色の線。 ブレーキ専用カプラで電源+とブレーキセンサ配線を分岐させます。
ブレーキからの配線はこの色での接続になります(取説には書かれていない)。 こっちはアクセルの専用カプラ。刺すだけ。 コントローラーはこの位置に設置しました。

 ちょっと近所をテスト走行してみました。クルーズコントロール機能は高速道路ではとても役に立ちそうですけど、スロットルコントロールの効果は自分には微妙ですねえ(苦笑)。アクセル開度がわかるので、燃費を気にして走行するのであればいいのかもしれませんが・・。
 アクセルを踏んだときのフィーリングが変わるだけで、替えても結局すぐに慣れてしまいます。雪道や泥濘地なんかを走行するときはエコモードにすればアクセルに気を遣わなくてもよさそうってくらいですかね・・・既に初日にして今後もあまり使わない気がしています(笑)。

 


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