SUZUKI ジムニー SJ10 日記(番外編5)

 
 

番外編 各種C.D.I. を(欧州車)につけてみたら(その5)。


 さらに引き続き「武蔵」以外ののご報告も頂きましたのでご紹介させていただきます。


 Nさんより

 WAKOの旧いタイプのCDIとパワー・エキスパンダーの組み合わせを黄色い大きなコイルで試してみました。

 PEはPE2SSと言うのでしょうか。カプラー・オンでWAKOのCDIとつながります。

 コイルとCDIのマッチングはわかりません。(後でWAKOのコイルでも走ってみます。)
 PEはCDIの上に載せていたのですがボンネットと干渉しているようなのでコイルの奥に入れるようにしました。(特に固定はしていません。)


 走ってみての印象ですが,下のトルクはかなりあります。プラグ・チェックをしていませんが,きれいに燃えているようです。ずぼらな運転を許してくれます。
 今までギアを1段落としていたような場面でも何とかギアダウンしないで走ってくれます。しかし,やはり高回転までの上昇は不満足です。

 車がキャブ車ですので,上の燃料が足りないのかと思い少し濃くしてみました。(私の車はほかの同型車に比べてアイドリングはかなり薄めにセッテイングしています。
 ジェットとニードルを新品に交換していますので燃調はでていると思うのですが。
 ニードルは一番高速型のものを使っていますが,エンジンをチューニングしていますのでそのニードルでもまだ上で薄いのかも知れません。)
 でもFETのRACINGでは7000まで回りましたから,この推論も無理があります。
 街乗りでは高回転を常用しませんから特に不満はないです。永井の9350と優劣はつけがたいですね。
 コスト・パフォーマンスでは永井のほうが良いかも知れません。WAKOのコイルとWAKOのCDIに換えた時の違いを確認してみる必要がありますね。

 でも,この黄色い大きなコイルなかなかがんばってくれているような気がします。


  ところで、ちょっと気になったので調べてみましたら、この黄色いコイルはアクセルのスーパーコイル(PN.140001)ですね。巻数比が70:1、1次抵抗は0.7Ωです。もともとフルトラのアメリカンV8ブロックのような車のためにあるようなコイルですので、使えないことはないですが、C.D.I.向きとは言えないようですね。是非WAKOのコイルで試してみてください。次回インプレ、楽しみにしています(^^。

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 WAKOのコイルで試しました。通称ゴールドコイルというやつです。
 おっしゃるとおりWAKOのCDIにパワーエキスパンダープラスWAKOのゴールド・コイルの組み合わせはアクセルのコイルに比べれば上の回転まで回るようになり,且つ下のトルクも犠牲になっていないとりあえず無難な組み合わせでした。
 街乗りではとっても良い組み合わせだと思います。

 何とか6000回転までは記録しましたから,このWAKOのコイルを使って今までのCDIももう一度装着して体感する必要があると思いました。
 まだ,私のフィーリングでは黄色いコイルとFETのRACINGの組み合わせが回転の上がり方ではトップクラスですが,通常の使い方ではWAKOのコイルにWAKOの旧型CDIにパワーエキスパンダーを取り付けたものが一番のフィーリングでした。
 2番目は永井の9350に黄色いコイルの組み合わせです。

 こちらもWAKOプラス9350の組み合わせを行う必要がありそうです。


 Nさん、どうもありがとうございました。 早速実験していただき、ありがとうございます(^^。

 ところで、写真を見て思うのですが、コイルが錆びていますね(^^;。かなり古そうです。この円筒形のイグニッションコイルというのは中にオイルが入っていて経時的に劣化します。

 おそらく、この状態ではコイルの性能はかなり落ちているものと推測できます。C.D.I.は多少古くても問題ありませんが、コイルだけは消耗品です。絶えず高電圧がかかるため、プラグコードと同じように劣化します。
 機会がありましたら新しいコイルを使ってみてください。

  さらにもう一つ。レジスタを使用されていますね。このレジスタはポイントで使用するときにローインピーダンスのアクセルのスーパーコイルとかMSDのコイルなんかで使うものです。

 ですので、C.D.I.では使用しません。(9250あるいは9350では極端にローインピーダンスのコイルでは要ると思いますが)
 写真のWAKOの1000GTは純粋なC.D.I.ですのでレジスタは不要です。これはジェスコ、武蔵、FET共に同じだと思います。

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 レジスタは抵抗としてではなく端子のかわりに使っています。
(永井のUTI端子のかわりに抵抗のプラスとマイナスを端子板として使用しています。)コイルのプラス極にはつながってはいません。
 但し武蔵やその系統のFET,ロスマンズ,WJRなどは配線図で抵抗(?)を使うようになっていますので,私はそのとおりの配線をしています。

 黄色いコイルはCDIには不向きということでWAKOのコイル(中古品)に変更して,WAKOの旧型CDI GT(赤)プラス パワーエキスパンダーMK-Uの組み合わせで今までの組み合わせの中ではかなり良い感触を得て,ようやくコイルの重要性に気がついたのが前回のレポートでした。

 次にWAKOの現在販売されているCDIである,CD-1200(タイプBL)との組み合わせを試してみました。
コイル パワーエキスパンダーはWAKOの旧型CDIの時に使ったものをそのまま使用しています。

 エキスパンダーは配線の長さの関係でCDIとコイルの間においてあります。(またしても固定していません。)
 高速道路を走っていないのでせいぜい3速までしか回せません。勿論国道の巡航速度では4速で2000回転程度くらいしか回していません。その中でえた感触は非常に難しいものでした。

 WAKOの旧型との差があまり感じられないのです。パワーエキスパンダーをつけていない状態を知りませんのですが,日本のオークションでの高値がつくほどにはコストパフォーマンスがありません。

 黄色いコイルでKOEIや永井の9350を走らせましたが,WAKOの中での組み合わせである旧型CDIを使った時と新しいCD-1200との差が予想していたほどは大きくはありませんでした。
 旧型に比べて気持ち上で回るようになったかな?というくらいの差でした。

 毎日テストしている道路は常に同じところなので気象条件などは異なりますが気温や湿度などはそれほど今の季節では変わらないと思います。(雨の日にはテストしていません。)
 そこで黄色いコイルで一番印象が良かったFETのRACINGとWAKOのコイルの組み合わせを試してみることにしました。

 FETのRACINGはコイルは専用ではなくて構わないとうたっています。そして街乗りには適していない,1万回転以上回すエンジンに効果があるCDIである、とわざわざ断り書きがあり,街乗りではFET ERGのタイプ1乃至タイプ2を使うほうが良い結果が得られると記載されています。

 ところがこれがWAKOのコイルと組み合わせると実に良い感触です。
 エンジンのかかりはほかのCDIに比べてややかかりにくいように感じますが一度エンジンがかかれば,少しラフですがアイドリングもしますし,水温計の指針が動くようなら問題なく走ります。
 黄色いコイルと併用していた時には低回転ではトルクの無さが際立って感じられましたがWAKOのコイルではそれもあまり気になりません。

 そしてこのCDIだけアクセルを踏んでいくと1速で(街中なので1速以外では速度が上がりすぎます。)7000回転までよどみなく回転が上昇していきます。
 ほかのCDIでは下はいいのですが,アクセルを踏んでも回転の上昇がもっさりしていてアクセルの踏み代と回転の上昇の関係がリニアでなく,ワンテンポ遅れる感じがするのですが,このCDIに関しては踏めば踏んだだけエンジンが反応してくれるという感じがします。
 アイドリングの時に排気管のエンドからは水が盛大に出てきます。(多分これは燃焼状態が良いことを示しているのだと思います。)
 なんだかこのCDIを装着するとほかのCDIのテストをやる意欲が薄れてしまいます。プラグチェックをしていませんが多分うまく燃えていると思います。
 なぜならWAKOの旧型でアイドリングの後でプラグチェックを行いましたが,(通常アイドリングだけですと少しくすぶり気味になるものなのですが。)チョコレート色でかなりきれいな状態でした。

 今のところWAKOのゴールドコイルで試したのはWAKOの旧型CDI プラス パワーエキスパンダー、WAKOの現行CDI CD-1200 プラス パワーエキスパンダー、FET のRACINGの3パターンですが、群を抜いてよいのがFETのRACINGです。
 街乗りでもFETのタイプ1(専用コイル使用),タイプ2(タイプ1のコイル使用)、武蔵のHIG-01(専用コイル使用)、ロスマンズ(武蔵のコイル使用),WJR(武蔵のコイル使用)などに比べても下でも劣らないし,上では伸びるし,RACINGの方が私のエンジ
ンには向いているようです。(長期に使用したのは武蔵のHIG-01だけです。)

 黄色いコイルで試したKOEI(赤)や永井の9350もWAKOのコイルで試してみないといけないと思いますが,しばらくはFETのRACINGとWAKOのコイルの組み合わせで走りこんでみようと思います。
 MSDのSSコイルで作動するHKSのツインパワー,MSD6Aも確認はしたいのですが。
 コイルを交換するのがCDIを交換するのに比べて面倒なので後回しになりそうです。HKSではタコメーターが作動しますがMSD6Aでは今のところタコメーターが作動しませんので,このあたりのことを少し調べて何とか追加の費用無しにタコメーターを作動させたいと考えています。

 余談ですがタコメーターも何個か購入しましたが,不作動品があったり,誤配線で壊したりで,今のところ追加でタコメーターを購入できる状況にありません。(メーカーによって方式が違ったり配線の色が違ったりで,結局「安物買いの銭失い」状態になっています。)


 
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