HONDA ジャイロキャノピーリムジン
 その2改造編 またやな予感が(汗)

 

 ウルトラスーパーハイギアに交換!

 だんだん快適になってきた3代目キャノピー君なのですが、またまた悪い病気発生です(汗)。

 だって、せっかく125ccもあるんだからもうちょっとスピードが欲しい☆。

 「そしたら、キャノピーで他の大排気量車と一緒にツーリングも行けるじゃないかっ!」ってことですね(笑)。

 じゃあ、どうしたらいいの??ってことで考えつくのは

 1 250ccエンジンに積み替え
  いや、せっかくのV125エンジンだし、これ以上プラントを大きくするつもりはないし・・(汗)・

 2 ボアアップ
  純正の長寿命&メンテナンスフリーの状態を崩したくないっ!

 3 ハイギア導入
  ・・・やっぱり、これですかね(笑) 簡単なのは駆動系っしょ。

 ってわけでいきなり手元にやってきました(笑)。ウルトラスーパーハイギアです。

 何事もさっさと終わらせて走らせたい性分ですので、写真取り忘れでいきなりケースを開けてギアを組み替えた後からの作業内容紹介です(^^;。

 プレスでベアリングとギアを圧入後、ケースに戻します。

 軽くカポンと入れば問題ありません。ケースのつなぎ目は液体ガスケットで誤魔化すことにします(汗)。

※11332-GAG-000 デフギヤケースガスケット

 

 
 ついでに今まで組み込んであった社外強化ベルトを純正の新品V100ベルトに交換します。

 社外ベルトっていきなり切れてしまうので、ツーリング先ではちょっとマズイかなと(汗)。

重さの違うWRを6個入れる時は
赤色のほうに重いほうを入れます。


3個の場合も赤色のほうにWRを入れます。社外品のWRには向きがあります。

ベルトを取り付けた後は、プーリーにあたりをつけるために最初の10キロくらい慣らしをします。慣らしはアクセル半回転(30キロ)くらい。
 

 1日かかって組み上げた後、走行テストします(*^_^*)。

 「ブィーン・・・・」 ・・・うーむ、予想はしていたものの、最高速10kmダウン、加速もダウンです(汗)。
 これはウエイトローラーの調整をしないといけません。

 通常、スクーターの動力性能からするとWRの重量増で最高速アップ、重量減で加速アップのはず(基本的に加速力と最高速は反比例)。

ウエイトローラー 軽い 重い
加速力 UP DOWN
最高速 DOWN UP

 そういえばこのキャノピーってクラッチのセンタースプリングのバネレートは硬めを入れてあるって言ってたっけ。硬いってことは変速のタイミングが遅れるわけで高回転となりますが、ウエイトローラーを軽くしているのと同じ効果のはず。

センタースプリング 柔らかい 硬い
加速力 DOWN UP
最高速 UP DOWN

 なお、ウエイトローラーは今のセッティングが 15g×3と12g×3=81gでした。今までの標準セッティングです。

 ハイギアを入れて両方が悪くなったってことは、標準セッティングからさらにどちらかにずれているわけなので、さらにWRを軽い方向に振ってみることになるようです (^^;ホントカナ。

 とりあえず、キタコのWR 13g×6=78g に変えてみました。

 ・・・うーん、あまり変わらない?加速が少しだけ良くなったような?少しだけ最高速もWR交換前よりは上がったかも?

 それではってことで、次にキタコのWR 12g×6=72g にしてみます。

 あ、出だしで回転がすぐに上がってしまうので効率悪そうです。でも最高速は13g×6の時と変わらない?。

 仕方が無いので、次にキタコのWR 12g×3 13g×3=75g にしてみます。

 うーん・・よくわからんが、もうケースを開けるのも面倒なのでこれでいいや・・。→のちに再度13g×6=78gに。

 どうやらこのウルトラハイギアではエンジンパワーとの関係なのか、期待した効果はでなかったようです(汗)。


 
まあ、「ハイギアだぜい!」という事実だけで改造欲は満たされたのでこれでヨシとし たい・・・ところでしたが、どうも納得できません(^^;

 

 しばらく乗っていましたけど、どうしても気に入らないので元に戻すことにしました(汗)。

 ・・・って簡単に言いますがこれが実に面倒で大変な作業なんですよねえ。

 まあ、迷っていても仕方がないので頑張ってバラします。
 前回液体ガスケットで誤魔化したデフケースから若干オイル漏れがあったので今度はちゃんとガスケットを注文。

 デフギヤケースガスケット 11332-GAG-000 1枚¥473
 



で、外したハイギアをよーく見て思いました。

ノーマルのギアが13T-46T
外したハイギアが16T-43T!!!


・・・こんなん、回せるわけないじゃん・・・

250ccのエンジンならばきっと楽勝に回せそうですけど(ToT)。
安易に流行モノに飛びつくとよくないですね(反省)

ギアはとっととヤ○オクで売っちゃうことにします。 つけるならば14Tかなあ・・・

 

 グリップヒーター!


 ついでにヤフオクで落札してあったグリップヒーターも付けることにします(笑)。

 このグリップヒーター、何も考えずに2ストキャノピー純正品を買ってしまったわけですが、いざ取り付けようと純正の配線図を見たところ、驚愕の事実を発見(^^;。

 まず、2ストキャノピーのグリップヒーターって、交流式なんです(驚)。
 2スト配線図では、なんとジェネレータ(発電機)から直接グリップヒーター用の配線が出ているのですね。
 ジェネレータには星形にコイルが入っていて、エンジン回転によって電磁誘導された電気を車体電源とするためにレギュレータに送って12Vに整流するわけですが、その星形に配置されたコイルのうちの1個か2個はこのグリップヒーター専用の回路となっているわけです(さらに驚)。

 ここはレギュレータを通さないため、当然交流のままですし、しかも定電圧化もされないわけでして、エンジン回転に比例してどんどん電圧は高くなるわけですね。

 出力電圧は常用最大回転数でおおむね30ボルトくらいになるようです。アイドリングでは数ボルトしかありません。

 と、いうことは走行してエンジンが回れば回るほど暖かいということです。
 バッテリーの電気は一切使用しないので、バッテリあがりとは無縁ですね。

 同じキャノピーでも4スト配線図では普通に12Vの直流式なのでこんなことはありません。直流式だとバッテリにも負荷はかかりますけどね。
 この交流式って効率的といいますか、なんか不思議(^^;

自分用memo
スターティングモーターリレー 31800-33G00-000 4000円
レクチファイアレギュレーター SH812BA 純正品番32800-41H00 3,800円
アドレス110/V100/V125・GS50■新品レギュレーター(SH672/812)

■●GS50(NA41A)●アドレスV100(CE11A-500001〜/CE13A)●アドレスV125(CF46A)●アドレス110(CF11A-112193)●他多数
■純正新品レギュレーター(SH672-12/812) SH812

 




 で、僕のキャノピーはアドレスV125のエンジンですから当然そんな交流のジェネレータ出力配線はないわけでして、仕方がないのでジェネレータからレギュレータに入るまでの配線の間で出力を取ることにしました。

 4極カプラの配線でジェネレータ出力を探してテスターで測定してみると・・うん、おおむね出力は交流40ボルトくらいですかね。

 ちょっと電圧高いですけど、このままいくことにします(汗)。

 注※ ただし、このままでは抵抗値のせいで、オフのままではレギュレータに電流が流れず、バッテリ充電ができなくなりますから、ヒーターオフの季節(冬以外)はヒーターへの配線を外しておく必要がでてきます。ヒーター配線のオンオフスイッチを増設することで解決しました。
 

 さっそく取り付け。さすが純正グリップヒーターだけあって周囲のゴテゴテした部品はなく、すっきりと収まりました。

 エンジンをかけてスイッチを入れると、だいたい20秒ほどで暖かくなってきます(^-^*)♪。

 純正ヒーターには2段階の温度切り替えスイッチがあって(ハイ&ロー)、一応温度調整ができるわけですが、どうやらジャイロ純正ジェネレータよりも大電流が出力されているようで、”ロー”の状態であっても全開で1分も乗っていると素手では「あっちっち」となります(汗)。

 ここは適度にオンオフしながら乗ることにしましょうね(笑)。

 

 ハイギア リベンジ(笑) 

  先日ウルトラスーパーハイギアを入れて思い切り後悔したわけですが、ある日オークションで普通のハイギアが出品されているのを発見(笑)。

 今度は1T上げのための14Tのハイギアです。理想ですね!

 出品者によると、自分で付けるために購入したものの、結局不要となったために出品したとのこと。つまり新品です。

 取り付け/調整についてももうキャノピーハイギア交換なんて手慣れたものです。ばらし始めてから1時間ですでに組み上がっていました(笑)。

 ワクワクしながら走行してみます。最高速も若干上が り、加速もよくなりましたね。

 ハイギア、必須です(笑)。

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