Harley Davidson    Sportster (スポーツスター)Sports starではありませんよ   
 XLH883 & SHOVEL HEAD1340 (S&S Engine)

 

 これがホントの予備タンク

 僕のショベルにはパウコのマスタングタンクが付いています。死腔を除くと容量は大体8リットルくらい。

 ところが、S&Sのショベルエンジンのこいつは街乗り燃費がリッターあたり9Kmなので、ツーリングに行っても70Kmも走るとガス欠になってしまうんですね。
 

 

 あまりにそれでは短いので、こんなキャンプ用のガソリンタンクを緊急用に載せています。

 これはプリムスの1.5リットルのガソリン用タンク。

 しかし!たった1.5リットルでは、ガス欠 になってこれを入れたとしても12kmしか走れないのでガソリンスタンドすらたどり着け ません(汗)。

 


 そこで、考えました。「予備タンクがあればいいじゃん!」この予備タンクというのはいわゆる2輪の1個のタンク内で油面を切り替えるなんちゃって予備タンクではなく、「ホントの予備タンク」のことです。

 でも、そんな考えをする人は通常いません。だって、現在付いているタンクを単純に大きめのタンクにすればいいんですからね。
 HD用のビッグタンクなんてアフターマーケットでいくらでもあります。

 しかし!!!僕はこのマスタングタンクの大きさとデザインが好きなのであって、おっきいタンクなんてダサくてイヤです。
 

 で、プロに依頼して作ってもらいました(笑)!!。4万円です!(涙)

 サイドバッグの中にピッタリ収まるようにアルミ板でタンクを製作。アルゴン溶接による一品モノです。

 容量は6.0リットル。アルミの6oパイプを底に届くように取り付けて外部(上面)に出してあります。

 チョウネジはエア抜き。

 こんな車用の電磁ポンプをヤフオクで入手しました。新品で6千円くらい。  エーモンの汎用ブラケットを溶接加工してブラケットを製作。黒く塗装します。  バイクにはブラケットを使ってこんな感じで取り付けました。
 電磁ポンプのスイッチは汎用のものをフレームに穴を開けて取り付けます。  左右にコックが出ています(笑)。左側はキャブへ行く通常のフューエルライン、右側が予備タンクからのライン。  完成〜。まさかこの革バッグが予備タンクだとは誰も思うまい。
 
 今回製作した予備タンクが6.0リットル。バイクのタンクが8.0リットルなので計14リットルとなりました。

 これで120キロ程度は走行できるので、883のピーナッツタンクと同程度のツーリング計画が立ちます。

 本体のタンクが無くなりそうになったら、電磁ポンプのスイッチをON。予備タンクからは約3分で6リットルを本体側タンクに送ることができます。
 チョウネジのエア抜きがイマイチ漏れるようなので、この後ニップルにして細いホースで作り直しました。

 カッコだけのバイクは苦労するわ(汗)。

 ところで、この話を友人にしたら、「いくらショベルでも9kmって悪すぎない?」と聞かれました。

 心配になった私はメーカーに「他の人はどうなの?」って問い合わせてみました。以下、お返事です。

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 御質問の燃費については9km/lはごく平均的な燃費だと思います。
 当社のお客さん達を見ていてもS&Sに限ったことではなくショベル、パンの一般道の実質平均燃費は8km/lから13km/l位です。
 毎月行っているツーリングの様に台数が集まるとやはり皆さんの足並みを考慮すると50kmに一回給油というのが平均的な走行パターンです。
 フルタンク 2.4G(9L)×10km=90kmでガス欠という計算です。
 燃費はスロットルワークと乗り方に大きく影響しますのでたとえ同一車種でもこれだけの幅があるの様です。
 いずれにしろ、適正な点火系調整、適正な吸気系調整が大変重要な事です。
 特にSU+ポイントのパターンは他と比較しても燃費はあまり良くないようです。
 くれぐれも、燃費向上を考えたなどとして薄いセッティング(さらに点火タイミングを早めるとデトネーションを起こします。)にはしないで下さい。
 ベストミクスチャー+ガスを少々位が推奨セットです。

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 なるほど、とりあえず安心ってことで(。´∀`) 。

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