MILITARY JIMNY MANIA!! (12)

 
 エンジン換装(その3:おまけ編)

 

 早速載せ替えたエンジンで近所を走行。ついでにネットで知り合ったお友達のヒカポンさんのところに行ってきました。

 ヒカポンさんのJA11は私などからするととてもジムニーとは思えない(また違った意味で(^^;)車で、ローダウンの私のジムニーと比べると車高だけでも2倍はあると思います(笑)。きっとこれがジムニーの進化としては正統派?なんでしょうけど、とても同じ車には見えません。

 聞くと、どうもエンジンの換装をやっているとのこと。今載っかっているATエンジンを丸ごとミッションの4型のエンジンに載せ替え中とのことでした。おお、なんてタイムリーなお話なんでしょう。
 こんなことならもう少し待って自分一人でやる前に方法を聞けばよかった(泣)。

 ここは色んな機械工具がちゃんと揃っているので何をするにも楽勝なんでしょうね。そもそも一人でやってないし(汗)。環境がうらやましいです。
 ところで!F6Aでヘッドカバーからエアクリーナまでつながっているブローバイのホース。これって結構重要なんです。

 オイル管理がされていないジムニーの場合、このホースを触ってみるとブヨブヨしているのが多く、ひどくなると虫食い状に穴が開いている場合もあります。
 ここはかなりの圧でタービンにブローバイガスが戻るのですが、オイルが汚れていると詰まりが発生しやすく、そうなるとタービンがやられてしまいます。白煙を吹いた場合も初期ならこのホースを交換するだけでも症状が治まる場合もあるらしいです。

 ・・というアドバイスをもらったので(受売りです(汗))、早速ホースを外してみたら中がすごいことになっていたので交換しました。実はこっちはH2の載せ替え前のエンジンから外したヘッドカバーについていたほうなのですが、外からはゴムは多少硬化しているものの触っただけではあまりわからなかったのです。しかし、ほとんどこれでは動脈硬化状態です(大汗)。実際にブヨブヨし始めたものはもっと凄いらしく、ターボがご臨終になる原因にもなります。ヘッドからホースを抜いて中を覗くだけなので是非皆さんチェックしてみてください。
 

このホースです。(写真は交換後) 前ついていたものを切り開いてみます。 うぇ〜。気持ち悪くなってきました(汗)。
 

 ついにアレをやっちまいました(泣)。

 

 
   
 SJ10に乗っているときから、いつかはやってしまうのではないかと恐れていた出来事がついに起こってしまいました。

 嫁さんに用事を頼まれたので、「よっしゃ!ここは出来上がったばかりのJA11で・・」と思ったのがいけませんでした。

 快適に既に暗くなった田んぼ道を走行し、60km/hで交差点を過ぎたと思ったとたん!

 バッコーン!(ベキッ)!ああっ!前が見えないっ( ̄□ ̄;)!!!!!!

 そうです。ボンネットキャッチをし忘れていたため、ボンネットが風圧で開いたんです(泣)。
 
あわてて急ブレーキを踏みます。ああーよかった田舎で(汗)。
 歩道をウオーキング中の老夫婦が爆笑ってます(大汗)。

 恐る恐る見てみたらボンネット上のウインドウキャッチが屋根に当たり、FRPボディが割れてました。ボンネットも多少ゆがんでます(泣)。幸いにも屋根が割れたおかげでボンネット自体はダメージが少なく、少しの修正で元に戻りそうです。

 誰かボンネットキャッチ警告灯を製品化してくださいっ!(願)。

 

 


 手のひら大で深さ1センチくらいえぐれてFRPボディが割れてます。
 FRP補修スターターキットをホームセンターで購入してきて補修することにしました。


 FRP樹脂とガラスマットを2枚重ねて固めます。
 あとはサンダーで削ってオリーブ色塗装して完成。一応完治しましたが、かなり余計な仕事でした。

  エアコンガス充填



 知り合いの電装屋に行ってHFC-134aを充填してきました。

 H2のJA11のカーエアコンに入っているR12(CFC)は既に生産はされていないし、本当はそっちのほうがよく冷えるはずなんだけど、そもそもR12は1本3千円くらいするので、HFC-134aの代替フロンのエアコンが欲しかったんです。HFC-134aは1本400円くらいで入手できますし。

 早速真空引きしてからコンプレッサーオイルを50ccほど追加してHFC-134aを充填していきます。ところが、圧力が上がりすぎて2本(400g)くらいでそれ以上入っていきません。なぜ?

 なんと、問題は水温が92度にならないと回らないラジエターの電動ファンにあったんです。JA11のエアコンコンデンサーにはコンデンサーファンがついていますので、エアコンはそれで充分だと思っていたのが間違いでした。

 スイッチを使ってラジエターの電動ファンを強制的に回すとどんどん圧力が下がっていきます。つまり、コンデンサーファンだけではエアコンの性能を生かせないばかりか、圧力上昇によって故障の原因になってしまうのでした。

 ラジエターの電動ファンを強制的に回すと圧力も安定してさらにHFC-134aを1本追加して計3本入れることができました。

  JA11の純正で付いているラジエターファンを外し、電動ファンにして92度のサーモスタットでオンオフする改造って結構皆さんやっていると思いますが、このシステムではエアコンを動作させても電動ファンは回らないので温度差からエアコンへの圧力過多となり、エアコン故障の原因になります。せっかく電動ファンにしたわけですので、全て性能アップしなきゃいやですよね。

 



 結局、コンデンサーファンのリレーの青/赤ラインの線にリレーを入れて、コンデンサーファンが回ると同時にサーモスタットやスイッチの状態にかかわらず電動ファンを強制的に回すようにしました。

 うんうん、調子よく冷えます。どうもこれはJA11に電動ファンを付ける場合の必須的事項と断言出来そうです。エアコンが故障する前に皆さん実践してくださいね。


 室内配線も完成です。オートゲージのアナログ時計もつけました(^^。

  触媒レスマフラー



 エンジン換装は何も考えずエキゾーストマフラーも含めて交換しましたが、はたと気づきました。「そっか、これって車検証はH2年の初期型なんだからわざわざ触媒つけなくてもいいんじゃん!」
 それまでH7年式のフレームに交換するってのは?なんて考えてましたが、それ以上にH2年式のほうが都合が良いことに気づいたのでした。

 で、早々ともとの純正触媒レスフロントパイプに交換です。当然、排気臭プンプンになりました(笑)。 つながっていた排気温センサーがなく、警告灯が点きっぱなしになるので、センサー検出線はそのままアースさせてコンピュータにも影響が出ないようにします(出るのかどうかわかんないけど)。

 体感的には、・・どうでしょう?ちょっと低速のトルクが太ったように感じます。実際触媒なんて出口を詰まらせているのと同じなわけで、馬力とか測定すると きっと上がっているんでしょうね。
 初期型の効用に思わず喜んだ一日でした。



 上がH2年式純正の、今となっては存在自体かなり貴重かもしれない触媒レスマフラー。下はH7年式の触媒つきマフラー。
 パワーは測定してみないとわかんないけど、重量は全然違います。「純正で触媒レス」これ、実は大変重要です。車検も関係なく触媒レスで行けるんですから!

 

素人のエンジン交換について親友のBiker hiro君の助言:

 一人でやると知恵は付くけど腰を痛めるので気をつけよう。

 工具は安物でもいいからセット物で必要なときに揃えといた方がいい。
 時間掛けて、パーツが飛んでいったり、壊したり。『ああ〜工具買っとくんだった』などと深夜にブルーになったり、ならなかったり・・。

 一通り揃った頃に嫌になったり、金で解決したくなったり♥。〜ううん複雑(それ俺だよ俺)

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