MILITARY JIMNY MANIA!! (11)

 
 エンジン換装(その2:載せ編)

 とりあえず、エンジンを降ろすことができました。あとは載せるだけです。基本的に外した順番で組んでいくだけなので楽です。何よりも外すときはネジが固くて取れなかったりしますが、一旦外したものは取り付けも簡単になります。

 パワステの配管が錆びていたので軽く錆落としして塗装することにします。 ん?パワステを付けたらフロントグリルがステアリングボックスに干渉するのでそのままでは付かなさそうです。困りました。先は長そうです(泣)。  パワステを付けるために外したフロントグリル。このまま壁掛けにしたいです(笑)。
 
 OHに出していたH7部品取り車(5型)のミッションが帰ってきました。かなり痛んでいて部品代だけで59430円 (クラッチセットも含む)です(大泣)。全バラ点検・部品交換でしたが幸いに工賃が安かったので助かりました。今回もお世話になったのは工藤自動車さんです。仕事が丁寧で好感がもてます。
 となりのだんなさんに頼んでなんとかH7部品取り車(5型)から担いでエンジンを降ろし、ここまでエンジンを持ってきて吊りあげました。雪も降ってます(汗)。  エンジンが吊り上がっているうちにクラッチを交換することにしました。インパクトレンチでボルトを緩めます。 新品と並べて比べてみます。左が外したクラッチディスク、中央は新品社外クラッチディスク、右は外したクラッチカバー。
 左が外したクラッチディスク。どうも近い過去に交換されているようです。全く減りがみられません。このまままた使うことにします。  ボルトにガムテープを巻いてクラッチ芯出し用のスペシャルツール(笑)を作製します。よく他のHPで紹介されている方法です。  おお、さすがドンピシャです。きっちり芯が出ています。この状態でクラッチカバーをします。スプラインには薄くグリスを塗っておきます。
 OHしためちゃくちゃ綺麗なH7部品取り車(5型)ミッションをエンジンと接合します。プロペラシャフトを差し込んで取り外した逆順で組み付けていきます。  ミッションとエンジンの継ぎ目にはこんな板が入っています。隙間埋めのウレタンがボロボロだったので車用のすきまテープでふさぐことにします。  細かい配線を元の位置に戻していきます。対のコネクタにマジックで記入しておいた番号が大変役に立ちました。ヘッドカバーだけは元の赤の1型を戻して付けたので、見た目は交換する前と変わりません(汗)。
 エアコンのコンデンサーとラジエターを載せます。ラジエターファンは前に製作した電動ファンです。
 次いでインタークーラーとか残った配線を元に戻していきます。パワステアッシも載せます。
 フロントグリルにパワステのステアリングボックスとホースが干渉するのでこんな感じで形状に合わせてグラインダーで切り取りました。   ミッションオイル、エンジンオイル、クーラント液、パワステオイルを入れます。これはミッションオイル交換用に○ートバックスで2900円で購入したオイル交換機なる商品です。今日使いましたがはっきり言って遅すぎて使い物になりません(泣)。
 ホーンは友人にもらったミツバのアリーナホーンを付けてみます。「パアァァァァァン」ってエコーがかかったようになるやつです。全くもってジープらしくありません(汗)。  エンジンをかける前に念のためカバーを半分外してタイミングベルトをチェックします。プラグコードを外してエンジンがかからないようにしてから2回ほどセルを回してたるみを取ります。カバーを元に戻してエンジンをかけてみます。
 おお、ばっちりかかりました。異音もありません。ちょっと感動です\(^O^)/。
 パワステオイルはいわゆるパワステオイルではなく、オートマ用のデキシロンUが純正指定です。これはトヨタ製のもの。交換後はエア抜きが必要となります。方法を説明します。
 まずフロントをジャッキアップして馬をかませます。タンク内にオイルをたっぷり入れます。
 エンジンをかけて5秒くらいアイドリングしてポンプを回してエンジンを停止させます。
 タンクのオイルが減っているので、また継ぎ足します。
エンジンを停止した状態でハンドルを左右にロック状態まで何度も切ります。タンクのオイルが減っているので、また継ぎ足します。
 エンジンをかけてアイドリングしながらハンドルを左右にロック状態まで何度も切ります。最後にオイルが規定レベルにあるか確認してOK。
 
  あとはインタークーラーとかをきちんと接続し、今まで無かったウオッシャータンクも増設しました。これでエンジンルーム内はほぼ完成です。まだエンジンをかけれるようにしかしていないので、ライトとか電動ファン、エアコンなど室内側の配線をつないでいかなければなりません。 バッテリーの上の箱はホットイナズマモドキです これはお約束です(笑)。  コラムカバーも5型のキー横差しタイプに変更のため塗装します。不透明だった終点が見えてきました。全く一人でやっているため、なんか感無量です。
 室内配線は完全なオリジナルなので接続とかかなりやっかいです。コネクタ作製にも1日かかってしまいました。  ジャーン。完成です。おそるおそるクラッチをつなぐと。おお!ちゃんと動きます。感動です。早速横に並べて記念撮影です(笑)。  元のエンジンです。別に何にも悪くはなかったのですが・・。お役ご免です
 

 早速ニューエンジンで試験走行です。正直言って、 かなり違います。換えてよかったです(涙)。 気がつくといつも3速でノッキングしてやっと登っていた坂が楽々です。どっかんパワーではありませんが、全体的にトルクが太いです。 さすが64ps!
 
普通車に近くなったと言うと褒めすぎかな('-'*)。

・・なーんて鼻歌交じりで調子よく走っていたら、いきなりスピードメータが動かなくなってしまった( ̄□ ̄;)!!いきなりコンピュータもフェイルセーフモード始動です。

 
どうせまたスピードメータケーブルが外れたんだろうと思って見てみたら!・・なんと出口のところでポッキリ折れてました(泣)。

 ケーブル交換かあ・・。とケーブルを引っ張ってみても動きません。ん?H7年部品取り車で確認してみると、どうもヒータの裏面で押さえつけられているので簡単には交換不能のようです。ショーック!あ、でもそうか!ケーブルの中味のワイヤーだけ交換できればいいんだ!。

ポッキリ折れてしまったスピードメーターケーブルの中のワイヤーです(泣)。車速センサが動作しなくなるのでISCデューティー比(IdleSpeedControlバルブの開閉時間比)が固定されてしまいます。
 トランスファ側でスピードメーターワイヤーを抜いてみたら簡単に抜けました。ホッ。  H7部品取り車(5型)から抜いたワイヤーにグリスを塗ってから再挿入します。  以前に交換したJA71改燃料ポンプが不安なのとタンク内の錆のため、燃料タンクもH7部品取り車(5型)のものに交換しました。

 これでとりあえず完成。その辺を走行してきましたが、全く問題ないようです。まだエアコンガス封入とか電装系の細かい動作確認は必要ですが、ひとりで他人のアドバイスを受けずとも こうやってエンジン交換ができることがわかりました(笑)。 誰かが一分の一プラモデルと言ってましたが、まさにそのとおりですね。

  何事もやってみるもんです。案外どうにでもなるわけで・・(笑)。

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