MILITARY JIMNY MANIA!! (31)

 
 

 

   仲間が増えたよミリタリージムニー

 

 世の中、同じ考えをする人って結構いるみたいで、私の車を見て「俺も欲しい!」って言った人も過去に数人はいました。
 でも、いずれもかかった費用を聞いたり、この車の実用性と今後の維持を考えたりすると、「それでも欲しい!」って人に出会うことはなかったんですね。
 ところが、ついにやってくれましたよ。!!

 この車の所有者はなんと私の家から100mと離れていないところにある自動車解体屋さんの社長さんなんです。
 半年ほど前でしたか、外で車いじりをしている私のところに来て、「俺もジムニーの中古(H5のJA11)を手に入れたのでこんな風に友人に作ってもらおう!」と言っていたのを思い出しました。
やっぱ並べないとね!う〜ん、圧巻(笑)。
でもロールバーはミリタリーにはいけません。
完全なジープテール。でもスペアタイヤがここではジェリカン付く場所がありませんね(汗)。 デフロスタが付いてますね。これは私も欲しいところです(汗)。
 で、本当に板金屋さんに発注して半年もかかって製作されたのがこのジムニーです。「出来たよ〜」と社長さんが報告に来られたので早速並べて写真を撮ってきました(笑)。

 このJA11ジムニー、私の車のようにボンデ鋼板を叩いて製作したものではなく、ボディを切り取って床下を残したジムニーに三菱ジープの外装を切った貼ったして作られています。

 ですので、曲げの部分などは私のJA11みたいにパテで誤魔化していないし、コンソールパネル部分などジープそのままなので造りもいいのですが、その業者さん、あまりジープを知らないようで一番かなめのフロントマスクがです。さらにこだわらないといけない最大のポイントであるボディタブとボンネットが一直線ではありません惜しい。(^^;。
 ライトを奥目にして左の写真のようなウイリスMBライクにしようとしたのでしょうけど、ローフードになりきってないし、目の位置や大きさのバランスが悪いのでせっかくの加工が台無しです(汗)。うーん、実に惜しい。 

 そしてさらに問題点を見つけてしまいました。フロントフェンダーが三菱ジープのそのままの幅広なので完全に軽四輪の枠を超えています。このままでは正規車検に通りません(^^;!。

 そのあたりは今後どうするのか分かりませんが、かなり板金屋さんに無理を言って作られたようで、その板金屋さんからは「何十万出されても、もう2度と作らない!」と断言されたそうです(爆)。


 幌骨も加工して作ってありましたので、今後幌を製作すればしっかり実用になりそうです。
 でも、私のようにミリタリージムニーが完全なるファーストカーであって、何事もこの車しかない状況とは全く違いますからね。
 (私は車道楽に見えるかもしれませんが遊ばせておく車を持つほど裕福ではないので、通勤に、買い物にと完全に普段の足にならないと話にならないのです(汗)。)

 うーん、いつまで乗るのでしょうか、社長さんは(^^;。
 

 

 

   カンタン軽量化(-8.6kg)

 

 JA11の床には防音、防振材(?)がほぼ全面に張ってあります。この上に通常はカーペットがひいてあるのですが、私のジムニーでは カーペットは既に取り外されている状態です。
 で、この防音材(?)はアスファルトみたいな材質で、熱で柔らかくして凸凹になじむタイプのもの。 ところが、隙間が多少あるので水は入り込むし、夏はこいつが溶けて置いてある物にくっつくし、見た目が悪いときているので前から気になっていたんです。

 そこで!、この際内部の再塗装をしようと思い立ち、まずはこの防音材(?)を剥がすことにしました。

 

 使うのはタガネとハンマー、そしてスクレイパーです。非常に頑固にくっついているので、コツコツ地道に叩いていくしかありません。  後部座席の下(荷室)も剥がします。 下地が出てきました。おぉ。白いジープっていうのもいいかも(爆)。  全部剥がすのに作業時間がトータルで15時間です(^^;。 まいりました。
 

ところで、剥がした防音材(?)を持ち上げてみると結構ズッシリきます。重量を量ってみると、なんと8.6kgもありました。

 体重を8.6kg減らすのは至難の業ですが(汗)、ジムニーなら簡単(いや、大変)にスリム化できそうですね(^^;。

 

 

 

   車内まで全塗装

 

 さて、防音材も剥がしたことだし、ボロくなった外装を見ていて決心しました。

 「全塗装しちゃおう!」
 同僚が近くにオススメの板金塗装屋があるよと教えてくれたので早速電話で交渉♥。

 「車は何ですか?」
「ジムニーです。中も含めて全塗装したいんです。板金はいらないと思います。いくらくらいかかりますか?」
 「20万でやります」
「お願いしまっす!!」でも、実際に車を持ち込んだとき、板金屋さんはこの車を見て多少青くなっていたような気もします(笑)。
 この途中経過を見る限り、どうやら錆やらひび割れやら沢山あって板金必至となったようです(^_^;)。 注文として、「スコップとか斧とかジェリ缶、タイヤホイールも塗ってください。FRP屋根も元の色で!」と伝えました。
錆が酷かったJ3のウインドウ。綺麗に下地まで出てますね。 殆どの外装部品は外されています。 こんなに板金しなきゃいけなかったのか(汗)。
 

 板金屋さんに出してから1ヶ月後、全塗装から仕上がってきました\(^O^)/。
 
 まるで新車のようです(^-^*)。全つや消し仕様から半つや消し仕様にしました。ワックスかけることが出来ないとやっぱり 塗面が劣化するのでこの程度のつや消しが限界かも。  うん、ホイールも含めてピッカピッカですな。
 ついでに全てのウェザーストリップゴム部品も取り替えました。Fウインドウと車体とのゴム(上座ストリップ(MB116234))も交換です。
 車内は下回りのようなざらついた塗装を一旦行った後に上塗りしています。綺麗!
 これで水が浸入しても(汗)平気です。

 注文どおりに全部の部品に塗ってもらいました。FRPキャノピーもオリーブに塗り分け、下回りの黒も塗り直してもらいました。
 それでも追加料金なしだったので満足してます(笑)。納車後、またカッティングシートを使って文字をレタリングしました。

 今回活躍したのはクラフトロボっていうパソコンを使ったカッティングマシンです。実売価格は2万4千円くらい。同僚が持っていたのをお借りしました(^^。今まで手作業で何時間もかかっていたのが数分で完成です。便利な世の中になったもんです。

 これで当分錆に悩まされることもないかな(汗)。

 

 

 

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