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キングピンを止めているナットを外してキングピンを上下とも外します。ステアリングナックルが重いブレーキドラムごと外れたので、そのまま引いたら下側のベアリングが地面に落下してしまい砂だらけです(泣)。このへんがやはり素人ですね(泣)。 |
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ステアリングナックルを引いていくとこのようにドライブシャフトまで抜けてくるようになってます。
この後反対側のシャフトジョイントの外側をたたくとドライブシャフトがドラムASSYから抜けます。(本来叩くと再使用不可かな?(汗)) |
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キングピンベアリングを灯油で洗浄。川に入ったり泥水遊びをやって、メンテナンスしていないとかなりの確率でこれがやられるそうです。なんと、一昨年前ディーラーでOHして、街乗りしかしていないのに、片側の上1個が固着しており、焼き付いていました(-_-;)。 |
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アクスルハウジング内のグリスに劣化はなく、ちょっと勿体ないけど全部取り去ることにします。長時間の水遊びをするとこの中も水浸しになりそう。(デフオイルも乳化してしまうらしいです) |
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さて、外したドライブシャフトとジョイントは試行錯誤の末、こんな風にまっすぐにベアリング部分をハンマーで叩くと割と簡単に外れることがわかりました。
もう使わないのでかまわずガンガン叩いてしまいましたが、これでもとのジョイントは再使用は無理かもしれません(汗)。 |
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外したSJ10のジョイント(上)と、今度使用するJA11のジョイント(下)を比べてみました。これに差し込まれるドライブシャフト側の先端にはCリングがついたままになってい
ます。 |
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ジョイントにはたっぷりとナックル用グリスを塗ります。ドライブシャフトのシールと当たる部分と、ドライブシャフト自体にも薄く塗っておきます。そしてドライブシャフトをアクスルハウジングに挿入。 |
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さらにアクスルハウジング内にナックル用グリスを詰め込みます。マニュアルによると150グラムのグリスを詰めることになっています。ステアリングナックル内を含めて大方容積の30%くらい入っていればいいらしいです。 |
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ジョイントを差し込んだところ。ドライブシャフトの先端にはCリングがついたままですが、まっすぐに差し込んで軽くハンマーで叩いてやるだけで割と簡単にはまり込みます。(でも、最初にジョイントをはめておいてからドライブシャフトをアクスルハウジング内に差し込んだほうがやりやすいと思いますが(汗)。) |
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反対側となるステアリングナックルの内側にもグリスをたっぷり塗ります。スピンドルの内側にある金色のワイヤーのつべ部分もグリスがしみ込む造りになっていますので、どんどんぬりぬりします。(この写真は塗る前) |
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洗浄したキングピンベアリングのローラー部にたっぷりとグリスを塗り込んでからアクスルハウジングの上下に元のように納めてディスクブレーキASSYを差し込
みます。ここが今回一番の難所。下のベアリングが落ちないように支えながら入れるのですが、スプラインがうまくかみ合わず苦労しました。 |
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ディスクブレーキASSYがうまくはまったのでキングピンを差し込んでボルトで仮止めしてみます。シムを初めは0.5ミリを2枚入れてみましたがナックルのガタがあったので少しずつ厚さを減らしていきました。シムを入れなくてもガタがある場合はキングピンの交換が必要です。 |
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キングピンシムとキングピンを止めているボルト、及びステアリングナックルの裏側のオイルシールカバーなどはマニュアルによると全て防水のために接着剤を塗ることになっています。私はガスケットシールを使用しました。(茶色の部分) |
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ちょっと比べてみたところ。右はSJ30のタイロッドエンドで、左がSJ10のタイロッドエンド。差し込みのシャフト径がちがうだけですが、タイロッドがそのままだと凄いトーアウトになってしまいそうので、多少短く加工しなければなりません。 |
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これは安易に片側を20ミリくらい切っているところです。後で中のピッチが両端で違うと気づき、大失敗。タイロッドは面倒でも両端を1センチくらいずつカットしなければならなかったのですね。結局SJ10のものを再使用することにしました。 |
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短く切断したタイロッドエンドを付けたところ。結果を言うとこれでもトーアウトだったので、翌日サイドスリップ計測時にまた全部バラして、ロッド(オスネジ)のほうも5ミリずつカットすることになってしまいました(;。;)。 |
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SJ10のブレーキホースが取り付けられていた穴はそのままだとJA22のブレーキホースが入らないので、丸ヤスリで少し拡げる必要があります。この後ブレーキホースを通し、先程外したブレーキホースのジョイント部をねじ込み、12ミリEクリップでホースを固定します。 |
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ディスクパッドをはめ込み、ブレーキキャリパーを2本のボルトで止めるとこんな感じです。やっぱしディスクブレーキはメンテナンスが楽でいいよね〜♪。
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ハブからシャフトが充分に出ていなかったので、このように8ミリのメガネボルト(普通のボルトでもOKだと思うけど)を入れて引っ張り、スナップリングプライヤーを使ってスナップリングをはめ込みます。ハブの内側にはグリスをまんべんなく塗っておきます。 |
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最後にフリーハブのキャップを付けます。ハンドルの位置はフリーのまま。両輪が完成したのであとはブレーキのエア抜きをしてすべての行程が終了です。さすがにここはひとりではできないので、小学生の娘にブレーキを踏ませて対応しました。 |