SUZUKI ジムニー SJ10 日記(6)

 
類は友を呼ぶ 

 私のSJ10を見て欲しくなってしまったという奇特な同僚がやはりヤフオクで入手した55年のSJ10である。実走行2万5千キロでほとんど錆がない。

 純正の幌がついていたが、気に入らないとのことでベストップ化をした。ベストップはあまりにいい加減な作りのため、ひとつひとつが違うのだ。
 私のベストップの取り付け位置と彼の取り付け位置はまるで違う。2人でやれば素人でも2時間くらいで完成。

 あたらしいベストップを購入したら、ホックの穴は開け直しになってしまうな。

奇特な方・・・・

 彼はさらに私のリアアンテナを見て欲しくなり、安くあげようとヤフオクで錆だらけのスプリング基台付きアンテナのジャンクを500円で落札したのはいいが、送料が1500円かかった上に錆落としのバフ掛けに3000円費やしたという。
 でもSWRが合わず、無線のアンテナとしては機能しない・・。最初からまともなやつを買った方がよかったのでは?そのうえ彼は私がマフラーを購入すると聞いて欲しくなりいっしょにステンレスマフラーも買ってしまったし、 さらにアン/タコメータも欲しくなり、オークションで時計付き3連メータを買ってしまった。

 先日アピオロールバーも購入し、 ついでに3点式シートベルト(この後に報告記事)も 取り付けたそうだ。ああ、限りなく私のSJ10に近づいてくる・・・。次はエアコンか!?
 


 SJ10 ジムニーと所有者の友人。45歳。ベストップ取付中

 2ストと高濃度アルコール燃料

 ところで、私のSJ10はアピオのチャンバーを付けると、上がもたつくというか
頭打ちになってしまい、いまいちパワーアップを感じなかったのだが、先日イクシオン(ガイアックスというのもある)の高濃度アルコール燃料を入れてみた。

 実は前にも入れたことがあったのだが、50%くらいガソリンと混ぜるととくに
問題なく走り、排気の臭いの苦痛が軽減されていた。しかしそれ以上入れると下(出だしのみ)がもたつき、発進に気を使う。
 100%では排気はとてもクリーンなのだが、アイドリングが低くなりすぎてエンストし、ちょっと使えないなといった感じだった。
 ただ、アルコールの洗浄力は凄いらしく、エンジン内がとても綺麗になりフューエルライン、キャブ内も完全に掃除されるため、たまに入れるとよいかなといった感じ。

 以前ミラ(H5)に入れたときは流されたスラッジがあっという間にキャブ内にたまり、エンストしてしまうのでオーバーホールを要したほどだ。(ちなみに6万キロほど走行したやつで、イクシオンガソリンスタンドによると古いキャブ車はそういうことがよくあるとのこと)


 友人のと2台並べるとおもしろい。


 また、一度SJ30に入れてみたことがあっただが、90%くらいガソリンと混ぜると同じエンジンのはずだがアクセルオフで必ずエンストするため使い物にならず、結局入れ替えるはめになってしまい2ストにはあまり合わないなと思っていたのだ。(実際ガイアックスでも2ストは推奨していない)

 でも安さが魅力(ハイオク同等なのに83円)なので先日70%くらい混ぜてみた。おお、アピオチャンバーすごい!。なにがすごいかってエンジンの吹け上がり!。あっという間に回転が上がりどこまでも回る。そのままではオーバーレブしてしまう 。
 出だしはたしかにややもたつくものの、軽々と回転が上がり、同じ車とは思えないほど。いや楽しい!バイクみたいなのだ!(私は昔2ストのRZ250に乗っていたがそんな感じ)

なぜ私のSJ10アピオチャンバーではレギュラーでもたつくのか?
不思議。???


まあ、とにかく排気がクリーンなのが良いですな (o^^o)。
エンジン洗浄の意味で少量購入して添加するくらいがよいかと思うのだが。
因みに下記は高濃度アルコール燃料の警告HPである。
 

■ 国土交通省〈2002.4.25 報道発表資料〉
 
「高濃度アルコ ール含有燃料をガソリン自動車に使用する際の注意等について」
■ 経済産業省〈2002.4.25 報道発表〉
 
「高濃度アルコール含有燃料をガソリン自動車に使用する際の注意等について」
いやーかわいいなー(笑)。

 

・・と言っていたらある方から情報をいただいた。アルコールで高回転になるのは アルコールが燃焼速度が遅いために点火時期が最適化になるせいなのだそうだ。

 前のページでも書いたがセミトラの点火時期の調整というのは一度しっかりやればポイントが傷まないので点火時期も長持ちする。

 セミトラなんかは結局ポイント・デスビの消耗・点火時期調整を考えると、 面倒くさがりにとってはお得だと思う。調整した結果、レギュラーでのもたつきは解消したが、アルコール燃料みたいな回転上昇はやはり見られなかったことを付け加えておく。

 ←アピオのHPより引用

3点式シートベルト  

 ある日おまわりさんにシートベルト検問で止められた。のぞきこんだ彼に「あ、こういう車ですか。 すいませんね。」と言われて「そうです、こういう車なんです♥ 。」と答えてニンマリしていたのだがこの2点式のシートベルトがどうしても気に入らないので、3点式のシートベルトを取り付けることにした。

 どうせなら4点式をつければいいのにと周りは言ったが、面倒なのもいやなのでやっぱり3点式である。仕事上交通事故で負傷した人を見ることが多いのだが、ほんとにシートベルトは大切だと思う。死亡するような事故にならなくとも、シートベルトをしているのとそうでないものとは同じ状況下での怪我の程度がまるでちがうのだ (実感)。
 

 ちょうど先日取り付けたばかりのアピオのロールバーにシートベルトの取り付け用の金具が溶接されており、同じくアピオから発売されている シートベルト・リトラクター装着ボックスがあれば3点式のシートベルトが取り付けられると知ってヤフオクで シートベルトを探してみた。

 そして 3点式シートベルト(JA71用スズキ純正品番 84901-70A10-382)中古左右セットを1000円でGETできたのはいいが、アピオから出ているシートベルト・リトラクター装着ボックスが両方で1万5千円もしてしまい、めまいがした。
 しかし3点式シートベルトは快適である。乗り込んだときにお尻のしたにシートベルトを敷かないのも○だね。



 ところで、、シートベルトの車への設置義務は昭和44年04月からでこのSJ10販売時点では第一種座席ベルト(二点式)だったのだ。
 第二種座席ベルト(三点式)は、昭和50年04月に自動車の第一列への設置義務として「道路運送車両法」で決められている。 
 これらは新車製造時の自動車への装備義務で、運転者助手席搭乗者の着用義務は、高速道路で昭和60年、一般道で61年のことと、まだ20年余りしか経っていない。
 着用義務としては、二点式であっても三点式であってもよい事になりる。つまり、現在の車に2点式でも問題ない。
 
 ところで、余談ではあるが44年3月以前に製造された自動車に乗っているとすれば、シートベルトはしなくても違反にならないのか?と言う疑問が湧くと思う。
 道路運送車両法の保安基準(自動車の車検など検査基準)に、昭和44年3月末日までに新規登録された自動車にはシートベルト装着義務を免除している事から、運転者も助手席搭乗者も免除になると解釈できる。
 でも警察官は着用義務の有る無しの判断を、シートベルトの装着の有る無しで判断していると聞くが(未確認)。
 
 ただ、SJ10の二点式のシートベルトは安全上問題があると思われる。自分自身のために、三点式に改造をおススメする。
 ただし、取り付け部分の強度や確実な作動が保証されなければいけないので、上記改造はおすすめ。
<<改造は自己責任で!>>

関連法令
道路交通法第71条の3項
http://www.houko.com/00/01/S35/105.HTM
道路交通法施行令第26条の3項の2
http://www.houko.com/00/02/S35/270.HTM
道路運送車両法 保安基準 第22条の3項
http://www.k2.dion.ne.jp/~unkanken/law/law9.htm
憧れの形

 実は、今私の考えてい た一番の憧れの形はこれなのだ。まんまMB/GPWのグリルを取り付け、レプリカとしてうまく完成させている。以前ヤ○オクで見つけ、直接現地まで見に行ったもののあまりにもボロなので諦めて帰ってきたんだけどね。

 

 

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