MILITARY JIMNY MANIA!! (28)

 
  ジムニーJA11改造車ドキドキ車検その4

 

  陸事検査官に指摘されたところをすべて修正して、再びセルフスタンド経営激安民間車検屋に陸事に持ち込んでもらいました。指摘されたところを全て言われたとおりにしたわけですので、 私は当然、車検はパスするものと思っていました。

 ところが!

 車検屋 「幌化(ボンネット登録)はOKでした。その他の部分も全て通りましたが、車幅がまだダミーのガソリンタンクキャップのところ、3p大きいそうです。」

 私 「えぇ? だって、1回目に行ったときには車幅OKだって言ってたじゃん!そもそも、それだって2回目に見てもらったときは左右1pずつ大きいからっていきなり言われて、それでもステップ曲げ るだけでイイって言ったじゃん!。
 それが何?3回目に行ったらまだ3p大きいだって?初めから言えよ!!ふざけるのもいい加減にしろっていうもんでしょ!よくあなた方もそんなこと言われて黙って帰ってきましたね(怒)。」

 どうやら、陸事で今回改めて糸を垂らして厳密に車幅を計測した結果そうなったとのこと。
 陸事ふざけてます。今までは適当に測っていい加減な指示を出しておきながら、指摘事項を小出しにして何度も通わせるなんて、どう見ても民間車検業者イジメとしか思えません。
 車検屋に言わせると陸事検査官は「おめえら、こんなことも知らずに民間の検査官やってんのか〜?」っていう態度ミエミエだそうです。

 話を聞いて思いっきりムカツキましたが、車検屋が悪いわけではないので怒ってみたってどうしようもありません。これが自分で持ち込んでいたならば、私は陸事の検査官に思いっきり喰らい付いて不満をぶちまけていたことでしょう。

 
 いまさら言っても仕方がないので、車幅を言われたとおりに詰めることにします(泣)。
 でも、3pといえば左側のダミーのガソリンキャップの丸いフタだけの分でなんとかなりそうです。
 
 このキャップはボルトで留めてあるので、車検屋もその場で外して計測してきたならばどうにでもなりそうなものだったのですが、まあ、しようがないか。
 と、いうわけで再びダミーガソリンキャップだけを取り外して再検査を受けることになりました。
 この車検屋がまた別の陸事検査官から何か新しい不具合を指摘されて、そのまま素直に帰ってくるのではないかとそれだけがなんとも心配ですが(汗)・・・。
 
  ジムニーJA11改造車ドキドキ車検その5(完結編)

 

 いよいよ、最後のひとつである車幅を言われた とおりに修正し、民間車検屋に陸事にまた(何度目だろう(^^;)持ち込んでもらいました。結果はやっと合格したとのこと\(^O^)/。

 早速取りに行き、車検証を確認します。

 これが車検前の車検証。

 まったくのJA11-1型ノーマル状態での車検証のままです。

 ボディ形状が変わっているにもかかわらず、車体の形状が「バン」であることと、型式指定、類別区分番号がJA11のままで記入されていることがその証拠です。 

 今までこの車が改造後も書類だけで通されてきた車であることがわかります(いわゆるペーパー車検。当然違法です)

 重量についてはJA11-1型の重量となっていますが、エンジン載せ替えしてますので、パワステ付きのJA11-5型では、前軸重470kg(30kg増)、後軸重410kg、車両重量880kgになると思われます。

 今回の構造変更後の車検証。

 型式指定、類別区分番号が一般に存在しないボディなので空白欄となり、備考欄に移っています。

 形状はバンからボンネットに変更され、乗車定員と車幅や高さなどもすべて変更されています。

 重量についてはA11-5型と比較して前軸重470kgが20kg増えて490kg、後軸重は410kgから30kg減って380kg、車両重量は880kgから870kgとなり、計10kg減となりました。幌をFRPに換装したら10kgは増えますので、結局ボディ変更による軽量化のメリットはあまりないことになりますね(汗)。
 フロントの20kg増はJ3のフロントウインドウとボンネットの重さでしょうか。

 とりあえずお礼を言って車検代を支払います。車検屋もすべてが初めてのことだったらしいですが、自賠責と法定費用を除く今回の1ヶ月に渡る車検費用はブレーキオイル交換を含めて全部で\50,952でした(^^;。代車料金も取られなかったし♥。
 さぞかし割に合わない客だったことでしょう。

 さすがにセルフスタンド経営激安民間車検屋も勉強になったと言っておりました。

  しかーし!いくら勉強になったとしても、このセルフスタンド車検屋に今後こんな改造をした車が持ち込まれることは絶対にありえないと思いますので役に立たないと思います(爆)。

 でも、これで次からもこのジムニーは文句なしに激安で車検をやってくれることでしょうけど(笑)。

 さて、帰宅してぐるりと車体を見回してみたところ、ちょっと信じられない状況を目にしてしまいました。

 ジープにはフェンダーの後部にちょっとしたステップ状のパーツが付いています。
 この部分は独立したものではなく、大戦中のジープのパーツリストによると Front Fender and Splasher Assemblly となっているらしいので、この部分はスプラッシャーと呼ばれると思われます。和訳すれば「飛沫除け」と言った意味らしいですが。

 この部分はリベットで留めてあったのですが、無惨にも叩かれてベコベコになって引きちぎられていました(泣)。おそらくまた新たに車幅不適合を陸事検査官に指摘されて頭に来た民間車検屋の検査官が、その場で引きちぎって検査を通してきたのでしょう。

 ちょっと乱暴すぎる気もしましたが、考えてみるとここで無理矢理でも通しておかないと、また今までとは違う検査官に別の箇所を指摘されて車検が延びることにもなりかねませんので仕方なかったのでしょう。 いずれにしても、その検査官の前ではこの部品を取らない限り車検が通らない訳ですから・・。


 これは付いていたときの状態ですが(汗)。
 自作の車でなければ起こり得ない話ですね。これは(笑)。但し、車を取りに行ったときにその話が車検屋の口から出なかったのはちょっと「?」・・。取りに行った窓口は別だったので仕方ないか。

 これで新規検査がメデタク通ったわけなので、外してあったスペアタイヤやジェリカン、グリップやスコップなどの部品を元に戻します。これらの部品は前述したようにボルト留めの指定部品になりますので、次回車検時 は問題ありません。スプラッシャーも叩いてパテ埋め板金し 、今度はネジ留めで戻しましたのでこれでOKと納得することにします。

 これで次回の車検も安心だし、やっと大手を振って乗れる(合法な)車となりました(^^;。

 

 

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