MILITARY JIMNY MANIA!! (27)

 
  ジムニーJA11改造車ドキドキ車検その2

 

 さて、セルフスタンド経営激安民間車検場、ちゃんと陸事に持ち込んで相談してきてくれました。 結果は、

 車検屋 「ローダウンはおっしゃるとおりOKでした。スライド式リアシートはたとえボルト固定してあってもダメで、純正の固定金具でないとダメだそうです。車幅はOKでした。でも車高が6センチ高く、車長においては軽の枠を超えています(大汗)。」

 私 「えぇ?でも記載変更で行けるのではありませんか?シートは純正の取付金具無いので、仕方がないですね。外しますので2人乗り登録にしてください。車高は2メートルまでOKでしょ?車長って言っても、スペアタイヤとかジェリ缶(リアのガソリン缶)は指定部品でボルトで取り付けてあるから車長には関係ないのではないですか??」

 車検屋 「いや、ガソリンタンクの台枠にナンバープレートがついているので、台枠の外側まで車体になるそうです。」

 私 「・・・・あ、ごもっとも(汗)・・。」

 つまり、ナンバープレートがジェリ缶よりも後方にあることによって、車長に含まれない背面スペアタイヤよりもナンバープレートが内側に存在したとしても、ナンバープレートがついている位置までがボディ後端になるということです。屁理屈みたいですが確かにそのとおりでしょうね。うかつでした(^^; 。


 私 「わかりました。ナンバープレートはライセンスランプと共に車体側に移設します。」

 車検屋「とりあえず、車長計測のためにジェリ缶台枠と下部のステップも外して、リアシートも完全に外してください。あと、室内の銃とスコップと斧も乗員に危険な突起物とみなされるかもしれませんので外しておいてください(汗)。」
 

 と、いうわけでミリタリー外装部品を外しました。ナンバープレート枠は平鋼板をホームセンターで購入してきて、万力ではさんでハンマーで叩いて溶接して製作。

 取り付け場所はジェリ缶なしでも取り付けできるようにジェリ缶台枠の穴に合わせて作りました。
 とりあえず車検から帰ってきたらこのままバンパーに移設できるようにしようと思っています。

 
 うぅーん、いろんな外装部品がないとミリタリーではありませんね。
 
 スライドシートレールは残したままでした(汗)。
 とりあえず記載変更のための計測に備えて外せるモノはすべて外して行くことにします。
 
 スペアタイヤとスライドシートレールについても大丈夫とは言われていたので外さなかったのですが、どうやら念のために車検屋は外して持って行ったようです。
 

 

  ジムニーJA11改造車ドキドキ車検その3

 

  車検に出してもはや半月。やっと陸事のテスターに載ってきたようです。ところが!検査官が前と違ったらしく、多数の指摘を受けて帰ってきました(泣)。検査官は数人で、結局この答え(行政指導)をしたのはお偉いさんだったようです。
 
指摘事項:

 1. 前リーフが真っ直ぐで、弓状になっていないので×。ダウンブロックも×。

「何それ!この前はイイっていったじゃん!!そもそも前リーフはJA11純正は真っ直ぐか逆ぞり気味でしょ??ダウンブロックも強度計算書まで付けたのに!」

 どうやらノーマルなら真っ直ぐでもOKらしいのですが、ローダウンブロックを取り付けたことによってリーフが弓状(順ぞり)になっていないとダメとのこと。理由は・・「転倒のおそれがある」だって!!何じゃそりゃ!そんな根拠どこにあるんだ??。
 第一、担当官がお偉いさんに変わっただけで見解が違うってどういうことやねん!(いきなり大阪弁)


 ダウンブロックはとりあえず外すことにします(泣)。
 2.フロントウインカーの後面が赤色灯なので×。黒く塗りつぶすか、黄色カバーに交換すること。

「ジープ純正(J3)なのに!今の基準ではだめなのか?」

 ここは新しくJ3のウインカーを購入してレンズだけ入れ替えることにします。


 後部が赤いレンズのジープ用ウインカー。カッコイイです。
    
 純正の黄色レンズをウインカー後面にも入れました。

 3.サイドマーカーを側面に取り付けること。

 うむむ。J3のウインカーの後面が黄色レンズならこのままでよさげなものだけど、1m後方からしっかり確認できないとダメらしいです。

 サイドマーカーは黄色LEDの3連のものがオークションで売られていたので、それを購入しました。なぜこんなのにしたのかというと、裏面が完全にフラットだったからなんです。
 裏面に板磁石を取り付け、簡単に取り外しが出来るように細工しています。
 

 

4.シートベルトを巻き取り式の3点式にして、肩から回すようにシートに取付金具を取り付けること。

「ええー?2点式じゃだめなんだ!?」

 シートベルトの車への設置義務は昭和44年04月からで昔は第一種座席ベルト(二点式)でした。
 第二種座席ベルト(三点式)は、昭和50年04月に自動車の第一列への設置義務として「道路運送車両法」で決められています。これらは新車製造時の自動車への装備義務で、運転者助手席搭乗者の着用義務は、高速道路で昭和60年、一般道で61年のことで、まだ20年余りしか経っていませんね。
 着用義務としては、二点式であっても三点式であってもよい事になります。つまり、現在の車に2点式でも問題ないはず。なので、この行政指導は行き過ぎと考えられます。
 
(余談ですが、道路運送車両法の保安基準(自動車の車検など検査基準)に、昭和44年3月末日までに新規登録された自動車にはシートベルト装着義務を免除している事から、当該車両では運転者も助手席搭乗者もシートベルト装着義務が免除になると解釈できます。)


 一旦指導のはいった項目は後戻りできません。

 3点式にすべく、カリーナの解体車からリアシート用の巻き取り式シートベルトをゲットしてきました。
 カリーナのフロントシートベルトのD環部分を加工して鋼平板に溶接し、ヘッドレスト部に固定することにします。
 これならオープン時でも3点式になるしね。
 実際には使いやすくなりました(*^_^*)。


 巻き取り式です♪
 
 なかなかうまくできたでしょ?
 5.リアの側面リフレクターを取り外すこと。

 6.車体幅限界から1pずつ広いので、サイドステップは曲げること。

「1pですか(汗)・・。」

 サイドステップはボルト止めだったので、曲げることよりも本体ごと取り外してしまうことにします。


 側面反射鏡も取り外すことにします。
 7.ナンバー灯の電球は2つ以上で、さらに電球には透明なカバーを取り付けること。

「それって完全に個人見解では? ナンバー用電球なんて、1個の車、いくらでもあるじゃん!」

 ナンバー灯はバイク用の白色LEDの9連のものがオークションで売られていたので、それを購入しました。


 せっかく作ったのに、もう!
 
 ちょっと見にくいけど、LEDのライセンスナンバー灯です。

 8.登録は「バン」なので、FRPボディにリアゲートを設け、開閉式(ロック付き)にすること。

 ゲートは下部分は開閉できるようになっていますが、FRPの上部分は完全に一体式にしてしまったので加工が大変すぎます。リアシートをつけて4ナンバーから5ナンバーにするのは(その逆も)手続き上不可能のようです。どうしよう・・。

 あ!そうだ、「バン」ではなく、「ボンネット」登録にすればいいんだ!。「ボンネット」はJA11幌車の設定にあります。確か車検時はビキニトップだけでも幌があればOKのはず。 幌車設定にするにはSJ10のようなサイドバーまたはチェーン、またはドアウエイベルトが追加で必要です。これでなんとかなるか??

 参考にしたURL メンテ塾番外編 ジムニ−のバンを幌にしてみました。
http://www.wht.mmtr.or.jp/~t-craft/mente%20juku%20horokit.htm

 結局、ドアウエイベルトをシートベルトを使って作製。ナスカンとメガネボルトでそれらしく取り付けました。

 以前作製したトップボウが役にたちました。
 ダウンブロックを外し、ノーマルに戻したせいで、幌の高さは190pは超えていますが、軽の高さ規格は2mまでOKだそうですので、たぶん大丈夫でしょう。

 いちおう、最終の車検仕様です(笑)。→
 素人目には、どう考えても通りそうにないのですが、どうなんでしょうね・・。

 ・・・・どうでもいいけど、んなこと言ってるうちに車検切れちゃったよ(怒)。
 
 

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