MILITARY JIMNY MANIA!! (6)

 
 サスペンション増しリーフ

  ローダウンしてすぐにオープンにしていたのであまり気がつかなかったのだが、5センチも下げてしまうとキャノピーをつけたらフロントリーフは逆ぞりしているし、バンプストッパーを半分に切ったとしてもホーシングにバンプストッパーが当たってしまってすぐに底着きしてしまう状態になってしまった(泣)。

 ストロークが短くなってしまったので仕方がないことであるが、こりゃノーマルのリーフのままでは無理そうである。シャコタンの車はサスを固くしないとダメなのだ。

 サスペンションって、スプリングとショックアブソーバーでその動きを制御しているんだけど、スプリングは路面からのショックを吸収して、そのスプリングが振動し続ける性質をショックアブソーバーで抑えている。
 そうでないと車がポンポンと跳ねっぱなしになってしまうしね。この微妙な連携プレーで車の姿勢は制御されているわけだし(そりゃボディー剛性とかタイヤとかも大事だけど)、セッティングがうまく行けばサスペンションを固めにすることで、車のロールとかダイブは減る。固め過ぎると、もちろん乗り心地は悪くなるんだけど、ノーマル車は普通柔らかめなのでチューニングするのなら、固める方向になるんだろうね。

 でも、普通ジムニーの改造は、ストロークを長くして車高を上げるのが常なのでその逆の製品なんぞあるわけがない。第一あっても誰も買わない!!!。

      

 ↑これじゃ走っていても殆どノーサス状態なので底着きするだけである・(泣)。かといってローダウンキットを外して元に戻すのも悔しいし、色々やってみた。

 まずはフロントから。

 単純にストロークを上げずに固くすればよいので純正のリーフを組み合わせて作る。リーフってこんな時便利だなあ(^^。でも2番に入れるために丁度よい長さのリーフがない。そこで、別のJA11の純正1番リーフのアイ部分を切り取ったものを2番リーフとして使うことにした。これで逆ぞリが解消できるか・・?と思ったのだが、右下の写真のとおり、 支えがないと何にも変わらない(T_T)。やはり元の2番リーフはちゃんと支えるためには必要なのである・・。
 ←下が改造品。 ←全然解消せず・・・・(=_=;;)。

 
 

 それではこれならどうだ!と、元の2番リーフもさらに追加して一緒に共締めしてみた。純正が3枚なのに対して計4枚である。

 結果・・・、お、やりましたね。今度はリーフが完全にまっすぐになり、バンプストッパーとの間隙も5センチ以上空いている。ストロークが短くなったがバネ レートが強くなっているので大丈夫なようだ。

 でも、殆ど余裕がないのは変わりがないので、純正のショックでは柔らかすぎることになる。ストロークが短くなった分を補強しないと・・。

 そこで!
 
 ランチョのショックを付けました。
 

 ネットで知り合いになった近所のジムニー乗りの方から「自分で使おうとランチョのショックを買ったんだけど車高が高すぎて合わなかったから使わない?」とまさにタイムリーなお話を頂き、早速譲ってもらうことにした
\(^O^)/。

 早速やってきたランチョのショック黄色に塗装されてしまっているが(汗)、本体にはちゃんとランチョと刻印されている。

 純正がエアでそのままにしておくと勝手に伸びてしまうのに対して、このタイプは油圧式なので手で伸縮させてもその位置で止まっている。延ばすにも縮めるにも結構力が必要。

 サスセッティングで先に述べたように、固くするには、当然スプリングとショックアブソーバー両方を固めることになる。バランスが重要なので片方を固めたらもう片方も固めなきゃいけない。やはりスプリングだけを固めてしまうと、ショックアブソーバーが負けてしまい、スプリングの振動を抑えきれなくなってしまう。よく交差点などで、シャコタンのいわゆる「走り屋」の車が ポンポン跳ねねながら走っているのを見かけるが、あれはスプリングだけを固めてしまったからなのだ。(一般的なダウンサスは、スプリングレートが高い)

 さて、純正を外して、交換して走行してみたら、これがなかなかイイです。前後の揺れがなくなって、ピタッと収まるし、 ジムニー特有のロール感もなくしっかりとしたハンドリングになった。 当然固いけど、この動きはスポーツ車(笑)。シャコタンには必需品かも(爆)。

 ・・恥ずかしながら、こういう部品を自分で交換して乗るのは初めてなので、変化がとっても面白い。やばい・・コレがきっかけでまた違う道に行ってしまいそうで恐くなった私であった・・ 。

 お次はリアへ。
 



 さて、フロントのスプリングレートを高くしたのだが、同じ事がリアにも言える。私の車はJA71のリーフを入れているので、JA11のノーマルリーフよりも曲がりは弱く、ストロークがJA11より短くギャップでは底着きしてしまう。
 それならとJA11のノーマルリーフにしてみたが、JA71よりもストロークが大きくなる分柔らかいのだけなので車高が上がるものの、結果は同じ。 

 試行錯誤の末、1番(親)リーフをJA71、2番にJA11の2番リーフ、3番にJA71の2番リーフを入れ、ヘルパーを取ってJA11フロントの3番リーフを入れた。

 前後ともうまく純正を組み合わせて4枚リーフにすることによって、シャコタンでも底着きしなくなった。しかし、素人作業で1個しかないジャッキを使い、あれこれ考えながら組み合わせを変えて路上でリーフ交換したが、2日に6回も全リーフ交換する人はそうそういないだろうなあ (笑)。
 



 ヘルパーを取ってしまうとホントは車検はダメなんだよね(汗)。しかし硬いっす。
 こうやって見てみると、どんどんオンロード方向に向かっている気が・・・(^^ゞ。
 

 銃座(笑)。


 さて、ミリタリージープに乗って、前から絶対にやってみたいことがあった。

 それは銃座である。銃座って言うのは、これらの写真みたいに銃が乗っかっている台で、戦争映画のジープとかの中央部についているアレである。

 実は前にSJ10に乗っているときに友人から「車につけなよ。」(^^;と 永久借用したM60E3があるのだ。 

 これが入手した遊園地用の銃座(笑)。エンフォーサーが付いていたが、銃座自体は製作依頼すれば数万円はしそうな品である。俯角と仰角は遊園地だけあって不足している し、そもそも長さが40センチほど足りないのだが簡単な加工でなんとかなりそう。
 M60E3を友人から借用した時にはまだSJ10だったので躊躇していたのだが、今度こそは大丈夫(何が!!)。
 

 これが遊園地にあるコインゲ−ム用、銃座付マルシン/エンフォーサーである。銃座がどうしても欲しくて、ヤ○オクで4,100円でGETしたのだ(笑)。


 で、これが完成取付後の写真。後部座席の人には邪魔モノ以外の何モノでもない。

 


 銃を載せた部分。とっても良く出来ている。もちろん、普段は恥ずかしいので銃は外してます(^^ゞ。



 
 
 

 ジムリス?


 オールドタイマーという雑誌があって、'04年8月号の[ニッポンのカスタムカーを訪ねて]という記事に「アメリカ人もびっくりジムリス550」というのを見つけた。

  要はジムニーSJ30のボディに同じように鋼板を使って造作したものであるが、私のが鋼板を叩いて曲げて作っているのに対して、パイプを立ち上げて製作するタイプ。しかし、どこにでも同じことを考える人はいるもので、笑っちゃいます。

 よく見るとこっちのほうが仕上げがよくって(汗)、感心することしきり。見た感じはボディの比率なんかはこっちのほうがより本物に近い(持っている人だけわかる)ようだ。

 こいつも2台目に欲しいなあ〜(笑)。でもエンジンは2ストだし、エアコンないし、幌だし、B.O.ライトとか外装部品は全然だし、フロントグリルも・・・ ん、よく見ると他にも突っ込むところが沢山あって、とりあえず自分の車が勝った!と思われる部分を引き合いに出し、無理矢理納得して「欲しい欲しい病」を封じ込めることにした(爆)。

 私の仕事柄、ちょっと専門的に書くと、これを心理学では防衛機制(合理化)と言うのだ。
 苦痛な感情や記憶などを意識から追い出し、無意識へと閉め出すことですな(笑)。
 代表的な話はイソップ物語に出てくる「ぶどう盗りに失敗したキツネの言い訳」理論で、 「飢えた狐が葡萄棚から葡萄の房の下がっているのを見て手に入れようと思ったが、失敗した。
 そこを立ち去りながら狐は独り言を言った。『あの葡萄は、どうせ熟れてなかったから、食べてもおいしくなかったのさ。』」

 ・・結局、ま、負け惜しみなのではっ!?(→o←)ゞ

 あと、こんなページも見つけました。ジプニー誕生
http://www4.ocn.ne.jp/~nonoauto/meneu/newpage19.htm


  
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