バッテリー劣化の原因はサルフェーション(放電時に生成される硫酸鉛が結晶化して不活性化すること)ですが、このサルフェーションを除去したバッテリーの「再生品」っていうものも普通に売られるようになってきました。
さて、レディパルスチャージャーという商品は高周波のパルスをバッテリー内部へ送り込むことで、自ら結晶化したサルフェーションを徐々に分解・除去してバッテリーの寿命を2〜5倍にしてくれるというものです(特許取得済)。
これがあれば、10年と言われる鉛バッテリーの物理的限界寿命に近づけるかもしれません(期待)。
同じような製品は乱立していますけど、きちんとした効果と評価があるのはこのレディパルスチャージャー
RPC-12(平行輸入品のXtreme charger XC-100Pも同じ)くらいです。
エビデンスはしっかりしていますし、バッテリーを長寿命にさせるには必需品かもしれませんね。
ただし、これはバッテリがダメになる前に使う必要があるので念のため。
この機器も中古で充分なのでXtreme
chargerをオークションで購入。100%充電後もパルスを送り続けて72時間。
終了後にまたバッテリー診断器で測定してみました。
再生前測定値
12.90V 655CCA/INTERNAL R=4.5mΩ/80% OF HEALTH/Good battery
再生後測定値
12.94V 640CCA/INTERNAL R=4.6mΩ 76%
OF HEALTH/Good battery ←あれっ?
※パルス充電直後は成層化(電解液中に含まれる硫酸イオンの比重が大きいため、電槽の下部に沈んで分離する現象)が起こっているせいかCCA値が低く表示されるので、シェイクした後に半日ほどおいてから再計測する必要があるとのこと。
変わっていないというか、誤差の範囲かもしれませんがむしろ数値が悪くなりましたね(汗)。
特許取得済のページでは97%まで回復するって書いてありますが・・。またしばらく使ってみて報告したいと思います。
ところで、キャンピングカーでデュアル端子があるサブバッテリーを2台積んでいるブログで、左下写真のような継ぎ方をしている方がよくいらっしゃいます(元ネタの写真の人ごめんなさい)。
太いメイン端子があるにもかかわらず、22SQのインバーターのケーブルが手前のバッテリーデュアル端子の補助端子に継がれています。さらに、並列接続のバッテリーも補助端子同士でしかも細いケーブルで継がれています。
そもそも、バッテリーの補助端子は電流計とか消費電力の少ない補機類等(せいぜい数アンペアのもの)につかうものであって、太い端子がメイン端子です。メイン端子を使わないと大電力は取り出せません。
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これだと、性能が発揮できないだけではなく手前のバッテリーのみに特に負担がかかってしまい、相互のバッテリーの寿命も変わってきてしまいます。 |
並列に使うサブバッテリーは22sqケーブルでメイン端子同士で継ぎ、そこからインバーター等に継ぎましょう。相互接続が30cm以上ならばついでに補助端子同士も継いでおけばさらに安心です
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自分メモ 20191124
SMF27MS-730並列で測定 1440CCA 2.0mΩ 97%health
2023/09 夜でも30度を超える気温の中
、ポータブルエアコン「Zero
Breeze MarkU」を車中泊で使ってみましたが、夜中ずっと付けっぱなし(22時から翌朝7時まで)でも、朝にはバッテリー残量は66%も残っていました。
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