k-ai( ケーアイ;軽キャンピングカー)で行こう!  (16)

 

k-ai  サブバッテリー増設とバッテリー診断器購入

 

k-aiに搭載されているサブバッテリーは(株)ナカノのキャンピング・マリンレジャーシリーズSMF27MS-730です。
ついにエアコンも買ったことですし(まだ到着していませんけど)、冷蔵庫とかもありますからやはりサブバッテリーが1個では心許ないため、この際増設することにしました。
 
G&Yu [ ジーアンドユー ] 国産車バッテリー [ キャンピング・マリンレジャー ] SMF 27MS-730 ONE GAINバッテリー増設用並列KIV線ケーブル 22SQ (0.5m 赤黒セット)+丸型圧着端子(R22-10)×4 HEIRETSU-KIV-22SQ エーモン バッテリーターミナル D記号バッテリー用 B657 K-aiの今まで搭載されていたシート下にバッテリを2台入れて、22SQバッテリー増設用並列ケーブル(50センチ)で並列接続します 。

ところで、購入検討時にamazonでSMF27MS-730をチェックしたのですが、「この商品には新しいモデルがあります:」なんて表示されて、同じメーカーG&YuのG'cle27M-spec [互換品:M27MF]が紹介されてきます。

性能比較してみますと、

SMF27MS-730のRC(リザーブキャパシティ:電流を25Aに固定して何分放電できるかの容量)は160分
G'cle27M-specと同じです。

でも、SMF27MS-730のCCA(コールドクランキングアンペア:エンジン始動性能)は730A
G'cle27M-spec650Aですね。

ほぼ同じ大きさでCCAは若干落ちるものの、性能は1.5倍なんて書かれています。進化していますし、価格もほぼ同じなので普通に考えるとこちらにしたいところですよね。っていうか、amazonで紹介されちゃうとそっちを買う人もきっと居そうです。ところが!です。

G'cle27M-specの形状をよく見ると韓国製のACデルコボイジャーと全く同じです。どうやらOEMぽい 。
さて、ここでACデルコボイジャーでは大問題があります。何かというと充電要求電圧が15.6〜16.3Vなのです。
ディープサイクルバッテリーは一応使用後24時間以内には満充電にしてやる必要があるのですが(サルフェーションの発生防止のため)、これでは普通の走行充電では満充電できないことになります。残念! !!!!

と、いうわけで今後もサブバッテリーはSMF27MS-730一択ぽいです。 でもこのモデルはもう生産中止なのですかね??

さて、例えば同性能の互換品を使うとしても、本来サブバッテリーを2個並列で積む場合には既存のバッテリーは劣化していないものでないといけません。
例えば充電にかかる時間とか回復時間が双方で違ってしまう場合だと、片方に多く負担がかかって劣化が進む可能性があるからですね。

今回は当初から積載されていたサブバッテリーは今のところ全く問題がないものの、どのくらい劣化しているかは全く不明ですので、CCA値が計測できる Meltec (メルテック)のバッテリー診断器 ML-100 を購入しました。

CCA値での交換時期の目安は66%のようです(日立バッテリーWEBより)。
さらに内部抵抗は普通5.0mΩ以下だと新品に近い感じですが、これが15mΩとかだとサルフェーションが進んでいて寿命が近くなっているということになります。

こうやってCCA値が計測できるテスターがあれば、今後も車のバッテリーについては安心して健康診断(笑)と交換の判断をすることができます。キャンピングカーにはやはり安心を得るために装備しておきたいところですね。

メルテック バッテリー診断機 DC12V 診断内容:CCA値・CA値・mΩ バッテリー状態&充電容量表示 Meltec ML-100 サブバッテリー1号機は4年目となりますが、
12.90V 655CCA/INTERNAL R=4.5mΩ/
80% OF HEALTH/ 98% OF CHARGE/Good battery
到着した新品バッテリーを測定してみます。
12.94V 745CCA/INTERNAL R=4.0mΩ
100% OF HEALTH/98% OF CHARGE/Good battery

 今回測定した4年目バッテリーのCCA値による劣化度は新品の80%とのことでした。
この程度ならば並列接続しても問題ないわけですが、このSMF27MS-730、もしかすると今後入手が困難となる可能性もあるため、ずっと使い続けることができる方策をとることにします・・。

 

 


k-ai  レディパルスチャージャーでディープサイクルバッテリーを回復させる

 


バッテリー劣化の原因はサルフェーション(放電時に生成される硫酸鉛が結晶化して不活性化すること)ですが、このサルフェーションを除去したバッテリーの「再生品」っていうものも普通に売られるようになってきました。
さて、レディパルスチャージャーという商品は高周波のパルスをバッテリー内部へ送り込むことで、自ら結晶化したサルフェーションを徐々に分解・除去してバッテリーの寿命を2〜5倍にしてくれるというものです(特許取得済)

これがあれば、10年と言われる鉛バッテリーの物理的限界寿命に近づけるかもしれません(期待)。

同じような製品は乱立していますけど、きちんとした効果と評価があるのはこのレディパルスチャージャー RPC-12(平行輸入品のXtreme charger XC-100Pも同じ)くらいです。
エビデンスはしっかりしていますし、バッテリーを長寿命にさせるには必需品かもしれませんね。
ただし、これはバッテリがダメになる前に使う必要があるので念のため。
 
加地貿易レディパルスチャージャー 全自動バッテリー再生機 RPC-12 説明書によると、「充電が100%でもパルスを送り続けることで復活率は上がるため、72時間はパルスを送り続けてみてください」と書かれています。

この機器も中古で充分なのでXtreme chargerをオークションで購入。100%充電後もパルスを送り続けて72時間。
終了後にまたバッテリー診断器で測定してみました。

再生前測定値
12.90V 655CCA/INTERNAL R=4.5mΩ/80% OF HEALTH/Good battery

再生後測定値
12.94V 640CCA/INTERNAL R=4.6mΩ 76% OF HEALTH/Good battery ←あれっ?

※パルス充電直後は成層化(電解液中に含まれる硫酸イオンの比重が大きいため、電槽の下部に沈んで分離する現象)が起こっているせいかCCA値が低く表示されるので、シェイクした後に半日ほどおいてから再計測する必要があるとのこと。

変わっていないというか、誤差の範囲かもしれませんがむしろ数値が悪くなりましたね(汗)。
特許取得済のページでは97%まで回復するって書いてありますが・・。またしばらく使ってみて報告したいと思います。



ところで、キャンピングカーでデュアル端子があるサブバッテリーを2台積んでいるブログで、左下写真のような継ぎ方をしている方がよくいらっしゃいます(元ネタの写真の人ごめんなさい)

太いメイン端子があるにもかかわらず、22SQのインバーターのケーブルが手前のバッテリーデュアル端子の補助端子に継がれています。さらに、並列接続のバッテリーも補助端子同士でしかも細いケーブルで継がれています。

そもそも、バッテリーの補助端子は電流計とか消費電力の少ない補機類等(せいぜい数アンペアのもの)につかうものであって、太い端子がメイン端子です。メイン端子を使わないと大電力は取り出せません。
これだと、性能が発揮できないだけではなく手前のバッテリーのみに特に負担がかかってしまい、相互のバッテリーの寿命も変わってきてしまいます。 並列に使うサブバッテリーは22sqケーブルでメイン端子同士で継ぎ、そこからインバーター等に継ぎましょう。相互接続が30cm以上ならばついでに補助端子同士も継いでおけばさらに安心です 。

 自分メモ 20191124 SMF27MS-730並列で測定 1440CCA 2.0mΩ 97%health

  2023/09 夜でも30度を超える気温の中 、ポータブルエアコン「Zero Breeze MarkU」を車中泊で使ってみましたが、夜中ずっと付けっぱなし(22時から翌朝7時まで)でも、朝にはバッテリー残量は66%も残っていました。
 


 前のページへ

 次のページへ

 前見ていたページに戻る

 トップに戻る

inserted by FC2 system