市販の除湿機(SHARPコンビニクーラー)を改造して小型車中泊用エアコンにしようといろいろ
試行錯誤していたわけですが、そんな中、理想に近いポータブルエアコンが発売予定と公表(クラウドファンディング)されました!それが「Zero
Breeze MarkU」です。
https://www.indiegogo.com/projects/zero-breeze-mark-battery-power-portable-ac/x/22138852#/
こいつは初期型と違ってコンプレッサー部とエバポレーター部が独立で吸排気も
完全に室内と分離させることができるため、構造的には完璧といえます。
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セット内容。フルセット版には吸排気ホースと外部バッテリーがついています。 |
350mlドリンク缶サイズのコンプレッサー |
動作中のイメージ。これなら室内はちゃんと冷えそう。吸排気が室内と完全分離していて完璧。 |
消費電力も210Wと軽キャンにはまさに理想的な数値で、本体には持ち運びできる専用バッテリーも搭載できる仕様となっています。
2019年7月中はクラウドファンディング中で、今だと出資者には日本に2019年11月頃到着する模様。
お値段はバッテリーなしモデルで日本への送料込み$599.00 USDとなっています(50%オフ)。
本体サイズは51.8×24.5×28センチとなっていて、まさにk-aiの左側の窓(解放口サイズ26×28センチ)に合わせて作ったような大きさです(笑)。
これだったらk-aiならば現在電子レンジを積んでいる場所にそのまま置き、給排気の後部を窓に突っ込んで窓枠の隙間に適当に詰め物をするだけで充分そうです。
窓から出っ張るとしたら15センチ程度だけなので、ボディ全体で見ると左面にあるオーニングと同程度の張り出しくらいです。
今まで製作中だった除湿器改造エアコンの問題点は、
1.エアコン本体を一旦外に出てから積む必要がある」
2.本体がちょっと大きく重く、重量が14.5kg
3.消費電力が250〜270Wなので、サブバッテリー1個だと夜間ずっとはちょっと無理
4.完全一体式ではないため(分離型)、移動中などの普段の置き場所には若干困る
でしたが、この「Zero
Breeze MarkU」であれば
1.室内からそのまま窓に突っ込むようにして設置が可能(超簡単)
2.コンパクトな大きさ(移動がさほどつらくない)で6.5kgの重量
3.消費電力が210Wなのでサブバッテリー1個でもなんとかなりそうな容量(理屈については下記参照)
(別売り専用バッテリーをつければさらに楽勝[高いけど])
4.手持ち運びを優先した形状で一体式、簡単にリアボックスとかどこにでも置ける
デメリットは専用バッテリの今後の供給(まあ、今回は希望していないし、車載専用ならば別になくてもいいです)と、海外製であることと(修理や保障などが煩わしいかも?)くらいでしょうか。
うん、これは入手することにしました(*´▽`*) 早速出資中です。
あと、サブバッテリー1個でOKとする根拠を書いておきます。
k-aiに搭載されているサブバッテリーは(株)ナカノのキャンピング・マリンレジャーシリーズSMF27MS-730です。
20HR容量が105Ahですが、この20HR容量の意味は105Ahの容量のバッテリーを20時間で割ると5.25アンペア、つまり5.25アンペアを消費する電化製品を20時間使うことができるという意味です。
では12Vで100ワットの電化製品を使い続けるとするならば100÷12=8.3Aなので、105Ahのバッテリーだと105÷8.3で12.65ぐらい、つまり約12時間使用可能ということになります(論理値)。
ただ、この105Ahのバッテリーは実際に使うと84Ahから94.5Ahぐらいしかもちません。
さて、戻ってこの「Zero
Breeze MarkU」の消費電力は24Vで平均5.5Aとなっています(ピーク時には9A)。
つまり、12V計算であればその倍になるわけで、平均11Aということですね。
単純計算では105÷11で9.27となるわけですが、現実的な数値である最低値84Ahだとすると84÷11で7.63。つまり満充電の状態では約7時間半くらいは現実的に使えるだろうという計算になります。
7時間半ということは、例えば就寝前まではアイドリングで車載エアコンを回し、23時にこの「Zero
Breeze MarkU」を稼働開始すれば起床時まで充分に保つということになりますね!
アイドリング状態のままで就寝するのは振動があってちょっと無理感がありますけども、このエアコンならば快適に就寝できることになります。
さて、この「Zero
Breeze MarkU」は載せるだけで改造とかはする必要がないので、試せる来年夏には体験談を書きますねw
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