k-ai( ケーアイ;軽キャンピングカー)で行こう!  (15)

 

k-ai  ポータブルエアコン「Zero Breeze MarkU」を購入(クラウドファンディング)

 

 市販の除湿機(SHARPコンビニクーラー)を改造して小型車中泊用エアコンにしようといろいろ 試行錯誤していたわけですが、そんな中、理想に近いポータブルエアコンが発売予定と公表(クラウドファンディング)されました!それが「Zero Breeze MarkU」です。
https://www.indiegogo.com/projects/zero-breeze-mark-battery-power-portable-ac/x/22138852#/

こいつは初期型と違ってコンプレッサー部とエバポレーター部が独立で吸排気も 完全に室内と分離させることができるため、構造的には完璧といえます。
 
セット内容。フルセット版には吸排気ホースと外部バッテリーがついています。 350mlドリンク缶サイズのコンプレッサー 動作中のイメージ。これなら室内はちゃんと冷えそう。吸排気が室内と完全分離していて完璧。

消費電力も210Wと軽キャンにはまさに理想的な数値で、本体には持ち運びできる専用バッテリーも搭載できる仕様となっています。
2019年7月中はクラウドファンディング中で、今だと出資者には日本に2019年11月頃到着する模様。
お値段はバッテリーなしモデルで日本への送料込み$599.00 USDとなっています(50%オフ)。

本体サイズは51.8×24.5×28センチとなっていて、まさにk-aiの左側の窓(解放口サイズ26×28センチ)に合わせて作ったような大きさです(笑)。
これだったらk-aiならば現在電子レンジを積んでいる場所にそのまま置き、給排気の後部を窓に突っ込んで窓枠の隙間に適当に詰め物をするだけで充分そうです。
窓から出っ張るとしたら15センチ程度だけなので、ボディ全体で見ると左面にあるオーニングと同程度の張り出しくらいです。

今まで製作中だった除湿器改造エアコンの問題点は、

1.エアコン本体を一旦外に出てから積む必要がある」
2.本体がちょっと大きく重く、重量が
14.5kg
3.消費電力が
250〜270Wなので、サブバッテリー1個だと夜間ずっとはちょっと無理
4.完全一体式ではないため(分離型)、移動中などの普段の置き場所には若干困る


でしたが、この「Zero Breeze MarkU」であれば

1.室内からそのまま窓に突っ込むようにして設置が可能(超簡単)
2.コンパクトな大きさ(移動がさほどつらくない)で
6.5kgの重量
3.消費電力が
210Wなのでサブバッテリー1個でもなんとかなりそうな容量(理屈については下記参照)
  (別売り専用バッテリーをつければさらに楽勝[高いけど])
4.手持ち運びを優先した形状で一体式、簡単にリアボックスとかどこにでも置ける


デメリットは専用バッテリの今後の供給(まあ、今回は希望していないし、車載専用ならば別になくてもいいです)と、海外製であることと(修理や保障などが煩わしいかも?)くらいでしょうか。

うん、これは入手することにしました(*´▽`*) 早速出資中です。

あと、サブバッテリー1個でOKとする根拠を書いておきます。

k-aiに搭載されているサブバッテリーは(株)ナカノのキャンピング・マリンレジャーシリーズSMF27MS-730です。
20HR容量が105Ahですが、この20HR容量の意味は105Ahの容量のバッテリーを20時間で割ると5.25アンペア、つまり5.25アンペアを消費する電化製品を20時間使うことができるという意味です。
では12Vで100ワットの電化製品を使い続けるとするならば100÷12=8.3Aなので、105Ahのバッテリーだと105÷8.3で12.65ぐらい、つまり約12時間使用可能ということになります(論理値)。
ただ、この105Ahのバッテリーは実際に使うと84Ahから94.5Ahぐらいしかもちません。
さて、戻ってこの「Zero Breeze MarkU」の消費電力は24Vで平均5.5Aとなっています(ピーク時には9A)。
つまり、12V計算であればその倍になるわけで、平均11Aということですね。
単純計算では105÷11で9.27となるわけですが、現実的な数値である最低値84Ahだとすると84÷11で7.63。つまり満充電の状態では約7時間半くらいは現実的に使えるだろうという計算になります。
7時間半ということは、例えば就寝前まではアイドリングで車載エアコンを回し、23時にこの「Zero Breeze MarkU」を稼働開始すれば起床時まで充分に保つということになりますね!

アイドリング状態のままで就寝するのは振動があってちょっと無理感がありますけども、このエアコンならば快適に就寝できることになります。

さて、この「Zero Breeze MarkU」は載せるだけで改造とかはする必要がないので、試せる来年夏には体験談を書きますね

 

 


k-ai  軽キャンピングカーにワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)

 


軽キャンピングカーであるk-ai。見た目や使い勝手は実に魅力的な車なのですが、実際に乗ってみると「これはどうしても問題だ・・」と感じる点があります。

そもそも軽自動車なわけですから高速道路でスピードが出ないとか、車室が狭いとかは想像どおりなのですけども、走行してみて最も閉口してしまうのが「走行中の車体の安定感が極端に悪い」ことです。

まあ、k-aiは最初から後輪に強化サスが入っているとはいえ、車両重量が1095kg(装備こみ実測値)もあります(ノーマル2WD・5AGSはカタログ上700kgなので400kg程度重い)。
ただ、購入時点ではちょっとしたコーナリングでもあまりの不安定さに恐怖しかなかったのですが、社外のフロント強化サス(購入時はメーカーオプションなので付いていない)と社外のフロントスタビライザーを取り付けることでとりあえず実用ラインまでは改善していました。

それでも!軽バン等に比べたら安定感なんてまだまだなわけで(車高も2mあるので当たり前ですが)、多少は諦めていたわけです。

ところで、たまたま奥さんが乗るCR-Zのスタッドレスタイヤをオークションで購入した際にホイールのオフセットを見誤ってしまい(>_<)、それを修正するためにワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)をツライチで組んでみました。
そうしましたら、あの車高の低いCR-Zでさえも安定感向上を感じたので「あれ?ここまで変わるならk-aiならばもっと体感変わるんじゃ?」とワイトレを入れてみることにしたのです。

ここで軽キャンのワイトレについては事前にネット検索したものの、適当な記事を見つけることはできずに完全に人柱状態です(笑)。

ちなみにDA16Tのノーマル状態でのトレッドは前1305mm、後1290mmです。
比較対象になるかどうかわかりませんが、例えばN-ワゴンは前後ともに同じ1305mmです。DA16Tはなぜ前後違うのでしょうかね?轍走行なんかだと前後トレッドは一致していたほうがハンドルをとられずにいいはずですけど。

さて、今回購入したワイドトレッドスペーサーはPCD100、ピッチ1.25の4穴で前輪で20mm、後輪30mmのものです。

上記に当てはめると、単純計算でk-aiのトレッドが前1345mm、後1350mmとなり、差も15mm→5mmまで縮まることになります(ホイールベーストレッド比は1.46→1.41に)。 この1350mmっていうトレッドは、なんとスカイライン2000GTやフェアレディ240Zと同じです(笑)。

ワイドトレッドスペーサー 30mm PCD100-4H-P1.25 ブラック2枚 ワイドトレッドスペーサー 20mm PCD100-4H-P1.25 ブラック2枚

これを車に取り付けてみたところ、ノーマルのホイールだと後輪はほぼツライチに収まりましたが、前輪はタイヤ部分の膨らみが1センチ弱くらい出ます(汗)。

実は車検上は軽・普通車問わず乗用車だとタイヤ部分の膨らみだけであれば9ミリまでははみ出しOKなのですが、4ナンバーや8ナンバー車ではその膨らみさえも許してもらえないということです・・。(検査官しだいかも汗)。

ワイトレ組込み中。棒をかませているのはレンチを回す際の空回り防止のため。 フロントタイヤは20mmワイトレで。うーん、1センチ弱くらい出ているような(汗)。 後輪は30mmワイトレでツライチになりました。

 

まあ、明らかなハミタイではないのでおそらく大丈夫でしょうけども、とりあえずは念には念を入れて道交法上の違反とはならないよう、フェンダーリップを付けることにしました。

これで道交法上絶対に切符は切られないことになりますが、車検についてはちょっと微妙なので、次回車検時はもしも指摘されたらワイトレは外すことにしましょうかね・・・(ホイールキャップは当然外す必要はあります(笑))。

カーボン調フェンダーリップ(約1.5cm)



さて、肝心の走行感ですが、こりゃまたとてもいいです!トレッドが後輪で60mmも拡がったわけですから当たり前と言っちゃ当たり前なのかもしれませんけど、かなり軽乗用のような安定感に近くなりました。ホイールが サスペンションから離れたせいか、突き上げ感もかなり減少しています。奥さんも同感のようです。

費用対効果も高いワイトレ、軽キャンの不安定さに困っている人の参考になれば。
 


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