まずは水の循環ラインを組み立てて行きます。費用的には上記全部で送料等も含めて3万円程度で済みました(嬉)。
|
|
|
これが阪口製作所さんのヒートエクスチェンジャーとその他準備したパーツ類です。
|
ヒートエクスチェンジャーはスズキキャリイDA16Tのヒーターインレット側のホースを切断して入れました。 本体を支えているのはダイソー100均のステンレストレイですw。 |
6oシリコンホースをヒートエクスチェンジャーから後部キャビン内へ延長します。片側約3mあります。断熱のために水道管用断熱材でくるんで固定します。 |
とりあえず、真冬(1月30日)に水のラインが完成したので、まずはアイドリングのみで温水生成してみます。外気温は6℃。タンクに10リットルの水を準備して水温9.7℃からテストします。
エンジンが冷えた状態からスタートして、アイドリングで10℃10リットルの水が42℃になるまでの時間を測定したところ、8分後には20℃になり、42℃になったのは26分後でした。20リットルのお湯であれば45分程度で沸くことになります。
うん、停泊場所に停車してビール飲んだりテント拡げたりしている間、アイドリングでもこのくらいでお湯ができるのであれば体感的にもまあ許容範囲ですかね。
しかも軽自動車のアイドリング1時間ではだいたいガソリンを450ml弱くらい使うようですので、安価で(1時間だとしても約75円)お湯のシャワーが浴びれることになります。
ちなみに、今回使った静音小型ポンプ、めちゃ静かで動作しているのかがわからないレベルですw。
|
|
|
温度センサー付きコントローラー(12V用)をエントランスドア横の水タンク収納キャビネットに付けました。これのON-OFFスイッチも増設。 |
キャビネットの中の水の循環ラインです。小型ポンプが静かすぎて、動作確認できるのがコントローラーのLED表示に頼るしか方法がないw |
サーモスタットXH-W3001の設定は△長押しで最低維持温度42℃、▽長押しで最高維持温度43℃にします。
設定温度に達すると小型ポンプは自動停止します。これで42℃くらいを維持出来るわけですね。 |
さて、今度はエンジンが冷えた状態から3分間のアイドリングの後、一般道を走行しながらの温度変化をみます。
4分後には20℃になり、なんと10℃10リットルの水は10分で42℃温水達成です。20リットルだと20分ですね。もちろん、条件次第で数値は変わると思いますが、車中泊で使用する状況を考えるとこれで十分そうです。
サーモスタットで42℃で停止する設定にしていますので、その後のタンク内水温は42.2℃〜43,2℃くらいを維持しています。一般走行するだけで、ここまで早く42℃の温水が準備できるとは思いませんでしたね。
いえいえ、とても満足です。
それでは、続いてシャワールームも設定していきます。展開・設置には2分もあれば十分です。
はい、これでお風呂のない所に行っても、安全に(車内で直火とか高温物体を使うのはリスクが高い)、エンジンの排熱を利用した温水生成が出来るわけですので
、快適に過ごせることになりそうです。
車中泊時のみならず、災害時とかでも重宝しそうですね!
|