MILITARY JIMNY MANIA!! (4)

 
 紙エアスクープ(爆)

  我が家にやってきてから1ヶ月。やっと普通に乗れるようになってきたミリタリージムニーJA11。エンジンの挙動も落ち着き、快適に通勤に使っている。

 でも何か回したときのパワー感がいまいちのような・・・。ところが、ジムニー乗りの友人がこのJA11を見て一言。

 「・・これ、インタークーラーが役に立ってないじゃん。」
 「う・・・。そう言われてみればそうかも(汗)。」

 元々ジムニーのインタークーラーにはエアスクープがボンネット上についているが、私のJA11の場合、ボンネットで完全に閉じてしまっている。メカのことをあまり知らない私は深く考えていなかったのだが、言われてみるとエンジンにも悪そうだよなあ(←素人丸出し)。

 ひとまず段ボール紙でエアスクープなるものを作製してみた。お世辞にもカッコイイとはいえない。火災危険もありそうだし。インタークーラーを移設したほうがいいかも(汗)。

 段ボールエアスクープ(爆)。ないよりマシ程度か?

 

 確かにこれじゃ完全な蓋ですな。


 ほんとはこうなってるんだよね。

 

JA11にC.D.I.取付 (ULTRA MODEL9250)


 そろそろ十八番のC.D.I.に行きましょうか!と、まずはSJ10で好結果だったMSD6Aを試してみることにする。

 ところが、JA11にMSDを取り付けてみたのだがセルモータを回しても最初の1発だけ点火するだけであとが続かない・・。
 ECUか?念のため嫁さんのJA12でやってみるとやはり同じ。

 なるほど。MSD6AはF6Aエンジンのような電子制御の車ではトリガが動作しないようだ。同じF6AのECUでもワコーのCD-1200や古いGT-1000FX、TRUSTのC.D.I.やHKSのTWINPOWERでは大丈夫だったのに・・。MSDは古典的なポイント用のトリガ回路のせいか。

 原因は、ECUがIGコイルの1次電圧の異常を検出して点火信号を止めるためらしい。擬似的に信号を作るか、ノーマルのIGコイルと同じ回路をコイル等で作成すれば回避できるとのこと(Tさん、 131_111さま、助言ありがとうございます)

 

 なんていってたら世の中同じことを考える人はいるもので、私と同じ自作C.D.I.をECUで動作させる実験をされている方がいました。こちらは私のよりもずっと理論的に書いてあります(汗)。


それ行け毎日かぷちーの
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Rally/1408/index.html
 毎日かぷちーのぉの妖しい実験室
http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Rally/1408/CDI.html



 具体的には25/18mm(鉄心/コイルボビン)に0.65oのエナメル線を巻き、ダイオード1個と抵抗(10〜30Ω、2W×2)を継いでイグナイタの代わりにはめ込む。(かなり熱を持 つと思う。放熱に注意)。やはりECUの場合、イグニッションコイルへの出力をC.D.I.に使われると、信号が出なくなるらしい。この回路では、車で必要な各信号 をコレクタオープンになった時のパルスを使う。(131_111さま、感謝です)

 このECU騙し回路を製作しようと思っていたところ、ウルトラのC.D.I.であるMODEL9250を2つ入手することができた。これは以前SJ10で実験した9000よりもずっと後のモデルでフルトラにも完全に対応しているものである。

 今までの経緯からあまりウルトラは好きではなかったのだが(笑)、実験してみることにする。今度ばかりはSJ10ではないので比較できないため、1つはJA11、2つめのウルトラ9250は嫁さんのJA12につけてみることにした。

 当然、コイルはノーマルなのでC.D.I.の真価は生かせていないことを前提としてであるが、まず、排気ガスが臭くなくなった。回転もスムーズに高回転まで回るようだ。 しかしSJ10の2ストエンジンLJ50にC.D.I.を付けたときほど劇的な感動はなく、まあ、こんなもんかなって感じ。うー、レジスタ付きのローインピーダンスコイルが欲しいっす。燃費など良くなるのは間違いないので、ECU騙し回路を完成させて自作C.D.I.の実験を始めるまではこのままで行こうと思う。
 

 JA11に収まったウルトラ9250。
 体感的にはC.D.I.としては普通。コイルはJA11のノーマルのままなので、もう少しローインピーダンスの物に交換することによってC.D.I.の真価を生かせるはずだ。
   
 電動ファン増設


 ある日仕事関係の方から、「スズキのセルボモード(H6)を廃車にするんだけど何か欲しい部品があったら持って行っていいよ」なんて言われ、多分使える部品なんてないんだろうなーと思いつつもとりあえず見てみる。

 案の定、欲しい部品などほとんどなかったのだが、付いている電動ファンが薄型のものだったので、ひょっとすると使えるかも〜と、とりあえずドリンクホルダーやらと一緒にもらってきた(アッパーラジエターホースも一緒にもらうこと。理由は後述)

 合わせてみるとこれがドンピシャ。早速ファンフードとラジエターを外してつけてみる。ラジエターホースの部分がほんの少し干渉するためグラインダーで削って加工、エーモンの穴あき汎用ステーを使ってネジ止めした。おおー、なかなかうまくはまってるし。

 元のファンが付いていた場所は丁度タイミングベルトで駆動するウオーターポンプになっているのだが(初期のエンジンだけで、後期はプーリーによる駆動に変更)、これをはずしてしまうことでファンによるメカロスを下げることができるに違いない。ファンのコントロールが出来ればオーバークールも防げるしね。

 このままじゃスイッチでオンオフしなければならないので、近くの解体屋で相談したところ、「ダイハツのミラターボならアッパーホースの途中に入れるサーモスイッチがあるよ」と教えてもらい、しかもタダでもらうことができた
\(^O^)/。配線はこちらのJCJ湘南のWEBを参考にしました。

 このサーモスイッチが付いているアダプタはジムニーのラジエターホースよりも多少細く水漏れしてしまうので、セルボモードのホースを切って使うとピッタリ収まる。
 

 
実際に動かしてみると、ミラターボ標準の100℃動作のサーモスイッチでは、水温計がかなり上昇していても作動しない。 そのため、ミラのノンターボに標準でついている92℃のサーモスイッチをGETしてきて交換した。

 結果はバッチリ。アイドリングでファンの音はしないし、水温計が半分よりほんの少し上がったところでファンは動作する。30〜40秒ほど回ると 水温も下がりファン停止。出だしのトルクも上がったようだ。これはうまくいけばタダ同然で出来る満足改造ってところかな。

 


 サイズはピッタリ。


 これがミラターボのホース中間型のサーモスイッチの取付後の写真。ホースはセルボモードのものを使うのがコツ。


 ファンフードが無くなったのでベルトや点火時期なんかのメンテもやりやすそう。
 インタークーラー前置き


  「・・これ、インタークーラーが役に立ってないじゃん。」と言われてから気になって仕方がなかったインタークーラーを前置きにしてみた。

 エンジン上のインタークーラーを前に持ってきていろいろと考え、吸気側のパイプを180度反対方向にアルゴン溶接してもらい、新規にターボ側 についていいるゴムパイプを2本購入して継いだ(ここのゴムパイプはなんと1本3千円もするのだ(泣))。

 丁度規格の38ミリ径2ミリ厚のアルミパイプがピッタリで、なんとか収めることができている。

 さて、期待に胸ふくらませながら走行してみたが・・。所詮軽四輪のインタークーラー。伸びが良くなっているようだけど・・はっきり言って思ったほどではないです(汗)。

 車を止めてアルミパイプに触れてみると、インタークーラーの吸気側は熱くてパイプにさわることさえ出来ないが、排気側は冷えているようでさわってもそんなに熱くない。冷却効果は抜群なんだけどねぇ。 所詮軽四輪ですねぇ。


 何が良いかって、邪魔なインタークーラーがないので、プラグは直ぐにはずせるし、ボンネットから水が滴らないからエキマニにクラックははいらないし。
 タペット調整もすぐに出来るし(笑)。
 といってもこの場所につけられるのはボディを改造しているからなんだろうなあ。


 そういえばJ55のディーゼルジープにもインタークーラーが付いていたっけ。

 

 タペット調整

 前からタペット音が気になっていたのだが、今回インタークーラーを前に移設したことでヘッドのカバーが簡単に開くようになった。
 そこで恐る恐る開けてみることにした。・・・スラッジが一杯・・(泣)。とりあえず灯油でガンガン洗ったけど、蓋の裏側だけじゃあねぇ・・。ついでにタペット調整もしてみる。隙間ゲージなんて持っていないので、プーリーを上死点に合わせたら一番きついタペットの感覚を覚えておいて、緩いタペットを締めて均一になるようにした。

気筒番号 1気筒 2気筒 3気筒
第1気筒圧縮上死点 IN側  
EX側  
第1気筒排気上死点 IN側    
EX側    

 ○のクリアランスが調整できる。ちなみに冷間時のINが0.15,EXは0.17mmらしいけど、適当です(汗)。

 エンジンをかけてみると、うんうん、タペット音が静かになった\(^O^)/。
 でもSJ10の2ストエンジンに比べてなんて面倒なエンジンなんだろう・・。
 F6Aは奥が深いんだろうなあ。

 


 このマークを目盛り0に合わせる。


 デスビを開けて接点が前が第1気筒圧縮上死点。
 あと1回転させて反対方向が第1気筒排気上死点になる。
 
 

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