MILITARY JIMNY MANIA!! (19)

 
 ウルトライグニッションコイル(No.4200-00)

 

 以前、SJ10に付けて好結果だったウルトラのC.D.I.専用コイル、No.4200-00を再び入手したので現在のMSDブラスター2と比較してみます。

 現在JA11のC.D.I.はインダクティブ(ノーマル)点火と併合放電を行うWAKOのCD-1200BLを載せて落ち着いていますが、MSDのブラスター2コイルについては純粋なC.D.I.専用なのでレジスタを入れてインピーダンスを補正していました。

 このNo.4200-00はもともと永井電子のC.D.I.である9100及び9200のために設計されたコイルでレジスタは必要ありません。内容についてはSJ10のページで説明したので割愛させていただいて、単純に比較走行してみることにします。

 インピーダンスは違いますし、いずれもC.D.I.専用設計であるものの性格は違うだろうと考えていました。
 ところが、いろんな状況で走行してみましたが違いがわかりません(汗)。全く違うコイルに換えたにもかかわらずその違いがわからなかったこと自体初めてでちょっと動揺してます(^^;。C.D.I.がイイからなのかな?

 しばらく使ってみないとわからないので、このままの仕様でいくことにしました。
 


 ブラスター2コイルと並んだウルトラ4200
 MSDよりも熱を持つようです。レジスタは使いません。
 番外編:Nさんからさらに市販C.D.Iレポートいただきました 。結論も出たようです。こちら

 

 

 
 ブリッジプレート

 

 
 
 えーっと、これもミリタリーに興味ない人には全く関係のない物なんですが、ブリッジプレートというもので、車重を表しているものです。数字はクラス表示でトン数ではありません。CはコンビネーションのCなのでトレーラーを牽引していないときは裏返して表示しないようにするのが本当だそうです。(M.Nさま、情報ありがとうございました)

 私の知っているブリッジプレートは黄色なのですが、今回入手したのはOD色のものです。 どうも戦後のM151用のようで、M38とは時代が違いますが雰囲気だけということで(汗)。
 またちょっとだけミリタリー色濃くなりました(^_^;)。
 
 もうちょっと高い位置につけたかったんだけど取付金具がインタークーラーに干渉するのでここになりました(汗)。
   
 

 SAVE ME CHISE!!
 

 
 戦闘機とか軍の車のボディに漫画でイラストが描かれていることがあります。あれはノーズアートと呼ばれ、米軍では昔から描かれた内容にユーモアのセンスさえあればあまり文句はいわないことになっているらしいです。

 これは昔発刊されたあるM151の本で見つけた自慰行為をする幽霊(キャスパー)ノーズアートが描かれたジープです。(右下)
 その本にこのノーズアートの事が書いてあったので説明したいと思います。

 1968年ヴェトナムモンタナールのキャンプ・ブラウンのセキュリティフォースの中隊に本国から若い少尉が小隊長として着任しました。
 彼はもともと白いほうだったうえに、日焼けした兵士の中に立つとまるで別の人種のように白く、着任の挨拶のとき「おい、白人が来たぞ」などとからかわれていました。
 そこでその少尉は誰が言うことなくキャスパーというニックネームがついてしまい、本人も別に気にしない風でしたが日焼けクリームを塗ったりして早くなじもうとしていました。
 キャスパーは当時アメリカで人気のあったコミック「仲良し幽霊キャスパー」の主人公で全身真っ白な子供の幽霊です。
 ところが着任して間もないある日。彼はジャングルの周辺に配置している伏兵(目立たないところでベトコンの動きを警戒する)を点検して回る役目で、ひとりで歩いていたときのことです。
 あるスポットは茂みが深く、外からは伏兵3人が潜んでいることがわからない理想的なところでした。
 少尉はこのスポットのすぐ前に来ると、立ち止まって辺りを伺っていましたが、突然ズボンを降ろして右手を小刻みに動かし始めたのです。
 3人の兵士は声をかける機会を失って黙って見ていたのですが、しばらくして少尉はクライマックスに達するとひと息ついて身づくろいし、スタスタと次のスポットに去っていきました。
 声をひそめて見ていた3人の喜びようと言ったらそりゃ大変なもので、ベースキャンプに帰るのももどかしくふれて歩き、その夜のうちに中隊全員がこの人間味あふれ た話題でもちきりになってしまいました。
 小隊にとってはこれほどすばらしいノーズアートのアイデアはありません。翌日になると早速”自慰行為中”キャスパーの絵が小隊の全ジープに描きこまれ、やがて全中隊のジープにも描き込まれてしまいました。
 他の中隊からも「ぜひ俺のところでも使いたい。」「いや、使わせない。おまえの所とは関係ない。自分たちで考えろ。」という会話が飛び交いました。
 他の中隊ではしかたなくスヌーピーやミッキーを描いていましたがキャスパーほどのインパクトはありません。
 中隊の兵は「おい、お前ンとこの中隊とミッキーはどういう関係なんだ?」と得意になってからかったそうです。そしてこの絵は大隊が帰国するまで描かれていました。

 さて、参考までにこのキャスパー少尉の位置と人気はこのマーク事件で少しも落ちず、かえって以前よりもみんなから親しみをもって「キャスパー少尉殿」と呼ばれるようになったということです。

 


 M151のサイドに描かれた自慰行為をする幽霊(CASPER)のノーズアート。ちなみにハートマークは小隊を表す。


 こちらは本物の写真。キャスパーの一部がわかる。銃も私のと同じくM60(笑)

 さて、これは「キャスパー」ではなく「ちせ」のイラストです。最近 サイカノがOVA化されたのを見て記憶がフラッシュバックして、どうしても自分のジープに描きたくなりました。

 当然M38ジープの時代にはあるわけないのですが、いずれにしてもこのイラストはOD色の戦車などの軍用車両でないと似合わないシロモノ(のはず)です(笑)。

 で、見る度に本編を思い出してちょっとせつなくなります(泣)が、かなりお気に入りです。 今回はちょっとだけミリタリー色 薄くなりました(^_^;)。


 知らない人にこれを説明するのはここでは到底無理なのであえて説明はしませんが、多分この絵の意味を知っている人はその方面に相当マニアであり、今頃泣いて喜んでいるに違いありません(爆)。もしも知りたい方は「最終兵器彼女」を見ることをお勧めします(^^。 大丈夫、「エヴァ」のような深読みが必要なマニアック作品ではないです(爆)。
  で、 ストラップも「ちせ」なのでした(*^_^*)
 

 

 

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